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会社の同僚と飲んで、解散したあとの帰り。
駅前に見慣れないスペースがあった。
小さなテーブルに、水晶玉。そこに座っている中年の女性に声をかけられる。
中年の女性
私は、占いなんてしたことがなかったので、物珍しさから、 占ってみてもらうことにした。
私が、その女の向かいに腰かけると、手相を見られたり、 いくつか簡単な質問をされたりした。 そのあと女は水晶玉と私の顔を交互に見比べている。
しばらく待つと、
中年の女性
中年の女性
りん
中年の女性
中年の女性
私は占い師の言う通り上司に無理を言ってその出張をキャンセルしてもらった
そして念の為、この一週間は有休をとり、自宅でおとなしく過ごすことにした
占いを聞いたときは不安で仕方がなかったが、あの時、事前に占ってもらって本当に良かった。 いくら何でも自宅にいながら墜落事故に遭う危険はないだろう。
気持ちが楽になった私は、紅茶を飲みながら不意の休日を楽しむ。
そして、もう夜だというのに、なんだか外がうるさいな。どうしたんだ。
私は窓から外を見て、すごい勢いで飛び込んでくるものを見て全てを察した。
…私はあのインチキ占い師を絶対に許さない。
↓解説は下にあるよ~スクロールしてね~
〈解説〉 占い師が言った飛行機の事故というのは墜落事故。 それは合ってたんだけど、この人があう事故は乗っているほうではなく、 墜落される方。 つまり、この人の自宅に飛行機が墜落してきてそれで亡くなるということだったんだね。 占い師もそこまで正確に未来を読み取ることはできないみたいだね…