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ナチスの日記〜2日目〜 ソ連が不法侵入してきた。 ......気持ち悪い、思い出したくもない。これから毎日のように来たらどうしようか。 ソ連に████させられている所を日帝に見られてしまったし。 もう仲間を泣かせる訳にはいかない。日帝にも謝らないといけないし、イタ王も絶対大切しないと...できるのか?俺に
注意喚起という名のネタバレがあります。なんでも許せる方は見ずに画面を3タップしてください。 何かしら地雷や不快に思うものがある方は見るのをおすすめします。
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※ナチスとイタ王(可哀想) 嘔吐表現 スピード展開 (イタ王が「なんね」じゃない)
ナチスとソ連から逃げた後のこと。
何をすればいいか分からず、日帝は涙目でただ歩き続けていた
トン...
それこそ誰かとぶつかるまで「心ここにあらず」と言うように周りを見ていなかった
日帝
イタ王
イタ王
日帝
反射的に反応してしまう。目頭がなんだか痛くなり初め、呼吸が熱くなった
イタ王
日帝
ナチスの話が続けば続くほど、ソ連とナチスの2人が思い出される。
イタ王
日帝
日帝
突然溢れたように雫が頬を伝った。トントンと叩くのは、イタ王の胸だけで。
イタ王
普段からは想像できない涙に、イタ王も頭を撫でる以外何も出来なかった。
日帝
日帝
イタ王
日帝
日帝
︎︎
︎︎
そう吐き捨てて走り去る日帝。
怒ってるのに悲しそうで寂しそう。 何があったか分からないが、引き止めるなんてできっこなかった。
イタ王
イタ王
自然と早足になる足で、日帝と反対方向に進み出した
意識が戻った瞬間、ソ連が居座っていないか怖気づいて目をぎゅっと瞑る
もし日帝に捨てられて、ここがソ連に連れていかれた場所だったら?
まだ目の前に居座っているのかもしれないし、監視されてるのかもしれない
数え切れない不安が心に浮かび、現実逃避のように瞳孔を動かした。見えるのはまぶたの裏だけだけど
ナチス
日帝もイタ王も、仲間を守るためならなんだってやってみせたい。2人は俺の安定剤なんだ、きっと。
ナチス
今するべきは後悔と反省でないのは分かっている。しかし「気は病から」と言うように弱気になり、何も進まなかった
︎︎
︎︎
︎︎
何分苦悩したのか分からなくなってきた時、ふと扉の音が聞こえた
イタ王
ナチス
イタ王
来てくれたのがイタ王でよかった... 前はイラついてたこのマイペースさが癒しになる日が来るなんてな
恥ずかしいから絶対言わないが
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
グゥゥゥ
ナチス
先程はしょんぼりとした癖に、今度は待ってましたとばかりにニヤリと笑った
イタ王
ナチス
イタ王
昨日とは違う、のどかな会話に涙が溢れる。見せないように下を向いても肩の震えは抑えられなかった
ナチス
イタ王
イタ王
多分俺のことを話したのも日帝だな... 気を使わせただろうか...?こんなにやりにくそうなイタ王は見たことがない
......会いたいが、今は...
ナチス
︎︎
すごく恥ずかしいことを言った気がする。イタ王が固まったぞ...
イタ王
満面の笑みで答えるイタ王。日帝が居ない寂しさと、ナチスと2人きりの喜びを天秤にかけて、ナチスに傾いたようだ
ナチス
イタ王
よたよた歩き始めたナチスに 不思議そうに手をさし伸ばした
ナチス
ナチス
ナチス
ソ連のことは伏せておきたい…あんな屈辱的な...
手を引かれている間に、ここ2日のことを話した。
イタ王
どことなくイタ王が上の空なのは気のせいだろうか。
イタ王
イタ王
あ、やっぱり配慮してんな。あからさまに励ましてくれてるし
ナチス
椅子につかされて目の前に出されるお粥的なもの。本当にお見舞いかと疑いたくなるほど重そうだ。
正直食欲のわくものじゃないな...
イタ王
ナチス
大人しく小さく口を開けて待ってみる。恥ずかしいって言ってもどうせねじ込むだろうから
その瞬間感じる強い拒絶感
気持ち悪っ...泥でも食べてるみたいだ... 味もなければ匂いもない。
これ、あのときと同じ...?
思い出されるソ連の感触。苦い精液の味ではないが、絶妙に柔らかくて生ぬるい
イタ王
ナチス
飲み込もうとする度に 胃が、脳が、拒絶反応を起こす。
ナチス
イタ王
そんな顔しないでくれ
お前が悪い訳じゃないんだ。 イタ王が泣く必要は無い。
ナチス
イタ王のため。それだけを考えて。 今だけは自分を支配して必死に自己暗示をかける
これはソ連じゃない...イタ王をも泣かせるつもりか?最低な男め 食事ひとつ飲み込めなくてどうする。 裏切るな、仲間も自分も
しかし無駄に多機能な人の脳に勝てなかった。トラウマが目の前に浮かんできて、自らの限界まで押し上げてきて。
ソ連
いないはずのソ連まで嘲笑っているように思えた
︎︎
︎︎
びたびたびたっ...
ナチス
イタ王
酸っぱくもなく、不味くもない。イタ王に背中をさすられる度、食べ物らしさが感じられない吐瀉物が追い上げてくる
ナチス
泣きそうなくせにそんな優しくしてくれるのか?飛び散って服までよごれてるというのに
イタ王
謝らないでくれ。悪いのは、
......ソ連なのか?俺なのか?
眉は怒りでつり上がって、目は苦しさで涙が溜まり、口は汚らしく濡れて...
ナチス
ぎゅっ
イタ王
暖かくもないし、イタ王の料理のいい匂いもしない。でも安心する...
ナチス
ナチス
その場に泣き疲れたナチスを倒し、部屋の掃除だけ済ました
なんで...なんで? 僕にできることなんてあんまりないのに
イタ王
僕は何をしたらみんなの役に立てるっていうの...?
イタ王
イタ王
覚えてたら...気にしすぎてナチ、そのうち病んじゃいそうだよ
︎︎
イタ王
イタ王
Bis dann. Italia
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〜3日目〜 すれちがい
コメント
1件
うぅ、、、感動!そして尊い