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#漫画
ゆろ
29
夏休みが終わって、初日の学校。
俺は珍しく朝早くから学校に着いて
席に座っていた。
山本 柚希
俺はあの日の事を思い出したくなくて、
………いや、違う。
思い出したくないんじゃない。
思い出すたびに胸が苦しくなるから…
俺は敢えて、何も考えなかった。
山本 柚希
誰もいない教室が、
いつもより広く感じた。
山本 柚希
ガラガラガラーーー
扉が開き、一人の生徒が入ってきた。
山口 蒼真
俺はその声に顔を合わせる事が出来ず
ふいっと顔を見ないように逸らした。
山口 蒼真
山口 蒼真
山口の席は俺の隣だったので、
隣へとカバンを置いて椅子に座った。
山口 蒼真
山本 柚希
山口 蒼真
山口 蒼真
山口 蒼真
山口 蒼真
山本 柚希
山口 蒼真
山口 蒼真
山口 蒼真
俺たちは会話をすることもなく
二人きりの教室で過ごしていた。
ガラガラガラーーー
朝の静かな教室に、
扉の開く音が響く。
友達A
友達B
友達A
友達B
友人C
友人C
次々と生徒たちが教室に入って来て
教室の中が少しずつ賑やかになって来た。
山本 柚希
山口 蒼真
それでも…
俺たちの間だけは、静かなままだった。
ガラガラガラーーー
友人C
友人D
一人の女子が俺たちの元へ近づいて来た。
友人D
山本 柚希
山口 蒼真
友人D
友人D
友人D
友人C
友人C
山口 蒼真
山本 柚希
隣から足音が遠ざかる音が聞こえ
俺は少しだけ山口の方へ向いた。
友人C
山口 蒼真
山本 柚希
二人で仲良く話す姿を見て
俺は胸が苦しくなった。
友人D
友人D
友人D
一人の女子が俺の事を見ているとも知らずに、
チャイムが鳴り響き、
授業が始まった。ーーー
【距離】 ー終ー
コメント
1件
うわあ、この静かな緊張感…すごく伝わってきました。夏休み明けの教室の空気感、「俺たちの間だけは静かなまま」っていう描写が胸に刺さりますね。柚希が蒼真の声に顔を逸らすところ、それに対して「嫌われた…?」って内心思う蒼真の切なさ。お互いに言葉にできない距離がじわじわと広がっていく感じ、とても丁寧に描かれていて引き込まれました。この二人、何があったんだろう…続きがすごく気になります!