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俺、屋上で靴を
脱ぎかけた時に
金髪の先客に
声をかけてしまった。
口をついて出ただけ。
ホンマはどうでもよかった。
先を越されるのが
なんとなく、癪やった。
金髪の子は語る、
どっかで聞いたような事
って
金髪の子は消えてった。
と靴を
脱ぎかけたらそこに
小柄な男の子
また声をかけてしまった。
小柄な子は語る、
部屋での孤独を。
って。
と泣いて
小柄な子は消えてった。
そうやって何人かに
声をかけて
追い返して。
俺自身の
痛みは誰にも
言えないまま…。
初めて見つけた。
似たような悩みの奴。
何人目かに会ったんや、
黒い軍服の奴。
と言った。
口をついて出ただけ。
ホンマはどうでも良かった。
思ってもいない事。
でも、声をかけてしまった。
あぁ、どうしよう?
此奴は止めれない
俺には止める資格が無い
それでも、ここからは消えてや
「お前」を見てると
って
目を伏せた消えてった。
今日こそは誰もおらん。
俺一人だけ。
誰にも邪魔されへん、
邪魔してはくれん。
「黒い軍服」は脱いで、
「金髪」は遊ばせて。
「小柄」な俺は、
グルッペン
飛びます。