車に乗ってから1時間が経つ
私は阿部ちゃんの隣に座ってて
小さい窓をひとつ挟んだ先にある豪華な住宅街の景色を眺めている。
ふっかと館さんと翔太は疲れているのか
動画を切ったあとすぐに夢の中。
同じような形の家がある景色にも飽きてきて
寝ようと思った頃、
マネージャーの弾んだ声が耳に響いた。
[そろそろ着きますよ?]
佐「ここから見える?!」
阿「佐久間、シートベルト壊れちゃう」
佐「あ、ごめんごめん、」
マネ「青い橋の向こう側にあるんですけど見えますかね?」
向「んー、見えん!」
ラ「あ!あれじゃない?!」
岩「俺も見つけた!」
目「どこお?!」
◯「あ、あのお洒落な家?!」
ラ「◯◯ちゃん!そーだよ!」
マネ「それですね、」
向「待って、ほんとにわかんない、」
佐「俺も。どこ?!」
目「うわっ!うわわ!でか!!」
◯「蓮くん見つけた?」
目「見つけた!」
向「めぐきゅんどれ?!」
目黒「赤い看板の手前!」
向「え?!あれなん!?」
佐「洒落てんな!うれぴーまん!」
突然後方に居た翔太が起き上がった。
渡「…さくま、うるさい。」
そう言うと翔太はまた夢の中。
◯「そういえばしょたくん寝てたね。」
ラ「静かにします?」
阿「そーしよ。」
コソコソ話してると
さっくんがまた騒ぎだした
佐「あ!やばい!アニメ撮ってない!次何話だっけ?忘れた。」
◯「静かに、!」
さっくん…終わったな。
後部座席を見ると
明らかに不機嫌なしょたくんと館さんの姿が目にはいる。
佐「…あ、」
阿「佐久間、お疲れ」
◯「今までありがとう」
渡「…さくま、」
宮「見て分かんない?俺ら寝てんだけど」
佐「ごめん!反省してる!いや…反省してます!!」
翔太が佐久間の顔面にタオルを投げる。
渡「まじで寝れないから!」
館「世間知らずが💢」
さっきより車内が騒がしくなってもふっかは起きない。
◯「ふっか起きないね。」
岩「起きるよ。」
ラ「え?」
岩「クレンゲームしに行かない?」
深「行く!!!」
◯「ほんとに起きた…」
岩「ごめん、今度ね。」
深「え…じゃあ寝る。」
少し拗ねたように目を閉じる。
◯「ちょ、寝ないで!もう着くから!」
深「え、そーなの?」
目を少しずつ開いて外を見るふっか。
マネ「着きましたよ!」
車を降りると
コバルトブルーの外装にアンティークな窓。
玄関の前にはでかい雪だるま。
阿「ほんとにここ?」
◯「…絵みたい。」
渡「夢?俺ちゃんと目開いてるよね?!」
ラ「楽しそう…」
向「早く中行こ!」
岩「豪邸じゃん」
佐「テンション上がる…」
館「まるでロイヤル…」
目「でか…」
深「かっけー!」
興奮するメンバー。
これが私達の新居となる
Snow Houseが誕生した。
コメント
9件
もう神作✨💖
もう最高やぁ( ー̀ωー́ )✨
神作天才なんだが…(