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椚三波斗
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
市川慶一郎
三波斗が階段から落ちた次の日の撮影後、三波斗に“ゲームしよ”と誘った。
そして今、ソファに座る三波斗の足を心配している状態だ。
少しでも足に悪い影響が出たら悪化するかもしれないし。
昨日俺と三波斗の2人で病院に行ったら“捻っただけです”と言われた。
“だけ”だと言われて少しイラついたが、骨折してない分良かったと安心した。
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
三波斗はそう言った。
確かにいつもよりは気を使っている。
けど、気を使わないで悪化したらダメだし…
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
三波斗が本気で焦っている様子が可笑しくてつい笑ってしまった。
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
三波斗は少し納得のいっていないような顔をして口を尖らせた。
市川慶一郎
椚三波斗
ーゲーム中ー
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
悔しそうな三波斗が可愛くて、俺は余裕ありげな顔をした。
でも、本当は三波斗は焦る程に強かった。
前より相当強くなってる…
でもこれに勝たないと俺のプライドが…!
市川慶一郎
椚三波斗
市川慶一郎
自分でも驚くほど大きな声が出たけど、それくらい嬉しかった。
市川慶一郎
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
三波斗が嬉しそうに手をバンザイとあげた。
その笑顔と喜んだ声が可愛くて頬が緩んだ。
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
三波斗は急にそうお願いしてきた。
“やだ”
三波斗以外のメンバーにはきっとそう言うだろう。
でも、三波斗は特別だ。
俺に勝って、さっきよりずっと可愛い笑顔を見せて欲しい。
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
三波斗は俺に断られると思っていたのか、少し驚いた顔をした。
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
市川慶一郎
少し圧をかけてみる。
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
三波斗は不思議でたまらなそうな顔をした。
この間、“三波斗を幸せにする”って約束した。
だからその約束を破らないために、デートをする。
そのデートでは三波斗の笑顔を沢山見れるだろう。
なんでかっていうのは、俺がそれくらい楽しませる自信があるから。
涼雅のことを忘れるくらいの楽しい思い出にしてあげるからね。
ーゲームのコツ指導中ー
椚三波斗
カチカチッ
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
三波斗は飲み込みが早い。
上手く出来たことを喜んでいる三波斗を見るとこっちまで嬉しくなる。
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
隣に座る三波斗の目は、キラキラ輝いている。
そんな顔見たら、もっと教えたくなるよ…
ちょっとだけキュンとした。
ふと、テレビの近くに置いある時計を見た。
19:29
市川慶一郎
椚三波斗
撮影終了時刻は17:00だった。
間もなく2時間半が経とうとしている。
俺達、そんなに夢中になってたんだ!
椚三波斗
三波斗は俺の目線の先を見て、俺と同じような反応をした。
そして、その声と同時に立ち上がった。
市川慶一郎
どこかへ行こうとしている三波斗の袖を掴んだ。
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
一緒に?
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
一緒…ではないのか。
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
俺の袖を引っ張るのを諦めるくらいにスっと行ってしまった。
ガチャッ
部屋のドアが閉まった。
三波斗が居なくなった途端、部屋が静かになった。
少し寂しく感じる。
ーお風呂上がりー
20:20
お風呂から上がったら三波斗は自分の部屋に戻るのかと思った。
けど、三波斗は俺の部屋に戻ってきてくれた。
三波斗がオンラインでゲームプレイしている間に、俺も入った。
市川慶一郎
椚三波斗
丁度、終わった所かな?
椚三波斗
市川慶一郎
昨日買った黄色のパジャマを買った。
このパジャマは青と白と黄の3色あって、普段なら青を選ぶが、好きなアニメのコラボ商品だったので、推しの描いてある黄色を選んだ。
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
面と向かって言われるのは少し恥ずかしい…
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
そう言い、手を広げて見せてきた。
可愛い…
頬を緩ませながら三波斗のソファに座った。
こういうあざといことされたら弱いんだよ…
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
2人は同時に、リモコンを手に取った。
ーゲームスタートー
カチカチッ
カタカタッ
2人とも真剣になり過ぎて、静かにプレイしている。
三波斗は俺に勝つために夢中になっている。
俺は三波斗に負けないように夢中になっている。
椚三波斗
椚三波斗
三波斗の声が部屋中に響き渡った。
市川慶一郎
俺がそう言った途端
椚三波斗
三波斗がリモコンをソファに投げて俺に飛びついてきた。
市川慶一郎
三波斗が俺を勢いよく押し倒した。
椚三波斗
俺は驚きで動くことが出来なかった。
そして“よいしょ”と体勢を戻し、俺の手を引っ張った。
市川慶一郎
ニコニコしている三波斗の頭をポンポンと優しく撫でた。
頑張ったね。
負けたのは悔しいけど、三波斗がこんなに喜んでくれるなんて…
椚三波斗
市川慶一郎
俺達はしばらく何プレイか対戦した。
市川慶一郎
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
瞼を擦りながら三波斗はそう言った。
そろそろ眠たいかな?
俺は立ち上がり、ゲームの用意を片付けた。
椚三波斗
あれ、静かだな?
後ろを振り向くと、口を開けて寝ている三波斗が居た。
市川慶一郎
その口の開き具合が可笑しくてつい笑ってしまった。
市川慶一郎
俺はまた三波斗の隣に座り、その辺にあった毛布を被せた。
俺にも掛かるようにして。
そして三波斗のように目を閉じた。
市川慶一郎