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邪偽

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邪偽

3 - 滝

♥

24

2020年09月20日

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奏衣

ちょっと…待って!

悠斗

何だよ!今更

奏衣

今更ってどういうこと…?

悠斗

お前…本気で言ってんのか?

奏衣

私には何の事かわからないよ…

奏衣

…ねぇ!それ以上行ったら危ないから!待ってよ!

悠斗

煩いんだよ!お前には関係ねぇだろ…?

奏衣

関係あるよ!

奏衣

だって…だって私は悠斗の_

''彼女だから''

そう言おうとしたのに。

何故悠斗はこんなに悲しい顔をするのだろう。

私には悠斗だけなのに。

悠斗には私だけなのに。

奏衣

彼女だから…

奏衣

私は悠斗の彼女だから…関係あるの!

言えた…

ちゃんと言えた。

私は悠斗の彼女だから。

それなのに。

何故悠斗の表情は変わらないのだろう。

悠斗

じゃあお前…俺のこと、信用してたか!?

奏衣

_は?

奏衣

何、突然…

冬の海。

崖淵。

傍から見れば、まるで昼ドラの様な光景だろう。

男女逆だろ、と思われるかもしれない。

突然の質問に戸惑いながら

ついそんな事を考えてしまう。

付き合っただけで信用なんて生まれるのか?

ああ、面倒だ。

崖淵に立つ彼氏を眼前にしても

こんなことを考えてしまうなんて。

私はどれ程嫌な人間なのだろう。

奏衣

してる…よ…?

奏衣

突然何を言い出すの?

奏衣

私は悠斗の彼女なのに…。

奏衣

私は悠斗のこと信用してて、こんなにも大好きなのに…。

辛うじて答えたけれど

動揺が目に見えて出てしまって。

悠斗

嘘だ!

悠斗

ンなこと絶対思ってないだろ!

悠斗

本気なら…なんで…なんで…

ああ、やっぱり駄目か。

悠斗はじりじりと後退りしていく。

それでも、本当に死ぬつもりはないのだろう。

すぐに後退りをやめた。

これは抱き締めた方が良いのか。

悠斗の元へ駆け寄ろうと私は1歩踏み出した

_と同時に

悠斗の身体が

崖下へ

ふっ_と

消えた。

奏衣

…え?

奏衣

悠斗…?

奏衣

悠斗!!

_夢?

奏衣

…はぁ。

奏衣

なーんだ。

そういえば、今は8月だ。

奏衣

真冬なんて有り得ないもんねー…

朝食の準備をしながら

先程の夢を思い返してみる。

奏衣

リアルな夢だったなぁ…

テレビをつけると、報道番組が流れていた。

"今日未明、○○海岸に打ち上げられた男性の遺体が発見されました。"

ここ…夢で見た崖が近くにある…

"尚、発見された遺体は今年1月から行方不明となっていた堀内悠斗さん(20)のものと思われ、検察は詳しい身元の確認を急いでいます。"

…は?

そんな訳ない…

それでも

名前も年齢も…

奏衣

一緒だ…。

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