天月
天月
天月
目を覚ますと そこは廃墟の病院だった
天月
天月
天月
天月
重く感じる体を起こす
天月
ピリッとした痛みが頭に走った
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
3人を呼ぶ声は静まり返った廃墟に響き、消えた
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
コツン…コツン… 足音が静まり返る廃墟に響き渡る
天月
天月
天月
天月
天月
クスクスクス…
天月
天月
天月
天月
天月
天月
笑い声は闇の奥に吸い込まれるように消えた
天月
天月
天月
背中に視線を感じる けど振り返りたくはなかった
天月
天月
自分に言い聞かせ、重い足を前に進めた時だった
ヒタ…ヒタ…ヒタ…ヒタ…
天月
天月
天月
天月
天月
天月
ヒタ…ヒタ…ヒタヒタヒタヒタヒタヒタ
足音が早くなりこちらに近づいてくる
天月
ヒタヒタヒタヒタヒタヒタ
天月
天月
裸足でコンクリートの上を走るような足音だ その足音から逃げるように走り出す
天月
訳も分からず走る 気づいたときには何も聞こえなくなった
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
カゴンッ!
天月
天月
ガタン!ガタン!ガタン!
天月
バンバンバンバン!
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
ドアの前で座り込み考える
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
天月
心細さからか、独り言が止まらない 喋らなければ1人だと強く実感し、前に進めない気がした
天月
天月
天月
天月
3人を探そうと決め勢いよく立ち上がり 振り返った瞬間、息を呑んだ──
天月
首から真っ赤な血を流す女が 真っ黒な瞳でこちらを見つめて立っていた
コメント
14件
怖いーフォロー失礼します!