琉生
今日はありがとう。
琉生
楽しかった。
零斗
おう。琉生が笑ってくれて嬉しいわ。
琉生
これで頑張れるよ。
零斗
そうか。
琉生
じゃ。また明日連絡する。
零斗
おけ
そういって私は玄関を出た。
琉生
ただいま。
私がそういうと急に足音が聞こえてくる。
琉生
?
蘭兄
ぎゅ!
その途端兄貴が思いっきり抱きついてきた。
琉生
ちょっ!離せよ!
蘭兄
やだ!離さない!
琉生
はぁ?
竜兄
どこ行ってたんだ?
琉生
え?友達のとこ。
蘭兄
今何時だと思ってんの?
琉生
え?何時?
竜兄
7時過ぎてんぞ。
琉生
……ん?
蘭兄
帰ってこないから心配したよぉ!ほんとは真っ先に探しに行きたかったけどりんどーに止められたぁ!
竜兄
止めるよ。すれ違いとかあるじゃん。
琉生
……あのさ。離して?
蘭兄
…………
琉生
離さないと明日行かないから。
蘭兄
パッ!
行かないと言うと兄貴はすぐに離してくれた。
琉生
ん。
竜兄
夜ご飯は?
琉生
要らない。
竜兄
食えや。
琉生
……分かった。
蘭兄
あれ?覚えてたの?従うやつ。
琉生
今思い出した。
竜兄
呼ぶから。
琉生
私部屋行くわ。
蘭兄
ダメ~
琉生
なんで?
琉生
部屋に行くぐらい良いでしょ?
蘭兄
……分かったぁ。
琉生
ありがと……
そういって私は部屋へ向かった。