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入間

はーっ(散々だった・・・
とにかく一言理事長に
物申さないと・・・)

おっいるまだ! カサッ 入間はさっきの紙を広げる。 ”君がこの先の学校生活で つまづいて ”転ぶことがないよう” この言葉を贈ります”

入間

悪気はないんだろう
けどなぁ・・・
しかしこのままでは
過保護に殺される。

おい。

入間

はい?

・・・・・・中庭

入間

(断れずについてきちゃった
けど・・・あれ、これもしかして
・・・食べられ・・・)

・・・・・・

ブツブツ・・・ ドガァンッ!!

入間

うわあッ

入間

うぇっなっななっ

私の名は”アスモデウス”。
先の入学式で代表挨拶を
”するはずだった”者だ・・・

《”アスモデウス・アリス”。 火炎系魔術を 得意とする悪魔。 破壊と美徳を司る家計で 礼儀を重んじ侮辱されると 即プッツンする。》

アスモデウス・アリス

先の挨拶・・・君が抜擢された
のは明らかに理事長の
依怙贔屓だ!
呪文も理事長の入れ知恵の
パフォーマンスだろ?
私は・・・実に悔しい・・・!
せっかく・・・せっかく今日の
ために制服も新調したと
いうのに・・・っ!!

入間

(謝った方がいい
のだろうか・・・;;)

アスモデウス・アリス

晴れ舞台を汚された私には
・・・君が優秀な悪魔なのか
確かめる権利がある!
なぁ!?

「「オオォオオオ!!」」

入間

いつの間にこんな
ギャラリー・・・ッ!?

アスモデウス・アリス

僕が呼んだ。さあこの
衆人環視の下・・・
私より実力が上だと
いうことを証明してみせろ!
その身をもって!!

ドオンッ! 「中庭で首席と特待生が 殺し合いだってよ!」 「面白そう!どっちが 死ぬかな!?」 「おーやってるやってる。」 「流石アスモデウス! 火球をあんなに操れる 新入生はいねぇよ! 特待生の方は風下だし 隠れる場所も少ない、 自分の有利な条件で 公開処刑ってことか!」 ドオンッ、ドオンッ!!! 「エッグーイ!痺れるぜ!」 「いやでもさぁ・・・ 全然当たってなくね?」

???

入間くん・・・だっけ?
すごいなー 首席の
アスモデウス君の攻撃全部
避けてる。

・・・

アスモデウス・アリス

なんっきっ貴様・・・
何故当たらない・・・!?
ゼェ、ゼェ

入間

すっすみまっすみません・・・
ハァ、ハァ・・・

《約20分間、入間は攻撃を 避け続けていた。 何故そんな事が可能なの かといえば彼が”不幸” だったからである。 名付けるならば 圧倒的危機回避能力。 アホ両親に修羅場を 連れ回された経験と 彼の性格 「お人好し」からくる 平和主義によって、 危ない・怖い・痛そう。 というものを 避けることに関して彼は 達人であった。 攻撃力0、守備力∞。 入間は良くも悪くも 「無害」な人間なのである。》

「特待生すげえな。」

アスモデウス・アリス

・・・

ピクッ・・・

「まだ1回も攻撃してないぜ。」 「え、何?手を出すまでもないってこと?」

アスモデウス・アリス

私など・・・攻撃するに
値しないということか・・・ッ

入間

いえいえいえいえ!

入間

ぼっ僕なんかほんと
虫ケラみたいなもので・・・

「てめーは虫ケラ 以下だとよ!」 「さっさと尻尾 まいて逃げろとさ!」 「いいぞもっと罵れ!」

入間

ちっ違うんです!!!

アスモデウスさんは プルプルと震えている。

アスモデウス・アリス

ッッッなんたる侮辱!!
魔術が効かぬなら
武術でねじ伏せるのみ・・・!!

ボウッ

入間

な、なんで火の剣!!?

アスモデウス・アリス

八ッ裂きにしてくれるッ

ドッ

入間

ちょッ

スルッ 入間くんはアスモデウスさん の攻撃を避ける。 《合気道 相手のちからを 利用して受け流す。 入間の危機回避能力の 一端である。》

「キャアアアッ!」 女の子!?

入間

(受け流した先に
生徒が・・・!!
 怒りで見えてない・・・!!)

ぐいっ 入間はアスモデウスさんの 体を引っ張る。 グラ・・・

入間

(倒れ・・・)

フワッ

入間

(えっ・・・)

???

貴方、大丈夫?

「はっはいっ!」

”入間「さっきの呪文 成功すると何が・・・?」 「成功したらその日一日 転ばなくなる。」”

入間

あ。

ドシャアアア・・・

???

特待生さん!!?

「ゲホッなんだッ」 「どうなった!?」

《____のちにこの決戦を 見たものは語る。      そうそれはそれは 見事な・・・ ジャーマン・スープレックス であったと___・・・》

「「ウォオオオオ!!」」

???

特待生さん大丈夫ですか?

入間

はっ、はい・・・大丈夫です・・・(終わった・・・)

???

と、とりあえず首席さんを保健室に連れて行って上げて下さい。

入間

あっはい。

入間

あの、貴方のお名ま

???

すみません、私急いでいるので・・・それでは。

僕が名前を聞こうと すると、声を掛けてくれた 女の子はそう言い、 他の生徒達の集まりの 方に消えて行った。

《かくして入間の入学式は ”有事”に終わり・・・》

サリバン

入学式で禁忌呪文を詠唱し
その日の内に首席の頭を
かち割る!!特待生入間の
大悪式!!いやぁ〜さすが
我が孫!幸先いいねぇ
入間くん。

入間

どっどうしよう、
あんなひどいことしちゃって
・・・あっ謝りに行かな・・・きゃ

バァンッ!! ツカツカツカツカ・・・ 扉を大きな音を立てて 入ってきたのは アスモデウスさんだった。

入間

あっアスモデウスく・・・

ガッ・・・

アスモデウス・アリス

先の決闘・・・!あれだけ自分に
有利な状況での敗北にもはや
文句のつけ様もありません!!
加えてこの身を医務室まで
運んでくださったこと、
このアスモデウス言葉に
できぬ程感激致しました。

入間

!?

アスモデウス・アリス

敗者は勝者に従属するのが
悪魔の習わし!よって!!
この身全てを捧げて入間様の
学園統治に尽力致します!
早速新入生全員を配下に
収めましょう!

入間

・・・

アスモデウス・アリス

入間様!まずは誰から
斬りましょうか!?
ご命じ下さい!

サリバン

入間くん!この写真学園の
HPのトップ画像に
していい!?

入間

やめてください!!

《鈴木入間(14)    悪魔学校入学。 配下1名確保。》

入間

次回 第2話 ”使い魔”召喚!

入間

ではまた次のお話で
会いましょう!

???

お疲れ様でした(*'v'*)

魔入りました!入間くんの世界にあの子達が!?

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初コメです!面白かったっす!

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