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由蘭

ただいま〜

瀬那

おかえり〜

瀬那

どこいってたん?

由蘭

病院〜

瀬那

あっ!今日か!

瀬那

どうだった?

瀬那

診察結果

由蘭

異常なしだって〜

由蘭

病気なのにね笑

由蘭

異常なしじゃないわ!

瀬那

笑笑

瀬那

病気が悪化してないって
ことだろ?笑

由蘭

うん

瀬那

良かったわ〜

由蘭

笑笑

由蘭

心配かけてごめんね〜笑

瀬那

全然

由蘭

ありがと!

由蘭

さすが私の彼氏!

由蘭

優男♡

瀬那

恥ずいからやめろ

由蘭

照れてるのか?笑

由蘭

もっと言おうか?笑

瀬那

やめろ

由蘭

瀬那大好きだよ♡

瀬那

ほんとまじで…

由蘭

ごめんごめん!笑

由蘭

ガチ切れするとは…汗

瀬那

ほんと死ぬから…

瀬那

やめろって…

由蘭

えっ?

由蘭

照れてるだけ?

瀬那

そうだよ…

由蘭

笑笑

瀬那

何がおかしい!

由蘭

ごめん笑

由蘭

瀬那も照れるんだー
って思って笑

由蘭

あっ!
さっきのは本性だよ?笑

瀬那

だ〜か〜ら〜!

由蘭

笑笑

由蘭

可愛い

瀬那

あーもう!

瀬那

どうしたら
やめるんだよ!

由蘭

うーん…

由蘭

由蘭大好きだよって
言ったらやめるよ!笑

瀬那

ずる…

由蘭

ずるくて
すみませんね〜笑

由蘭

ほら早く!

由蘭

おーい!

瀬那

…由蘭大好きだよ

由蘭

きゃー!!!

由蘭

恥ずかしい!

瀬那

お前が言えって
言ったんだろ!!

由蘭

笑笑

瀬那

なー

瀬那

勘違いだったら
ごめんだけど…

瀬那

由蘭今日変じゃね?

由蘭

そう?

瀬那

うん

由蘭

何が変?笑

瀬那

急に優男とか
好きだよとか
言ってきたり

瀬那

病気での話の時も
いつもならうん!とか
病気だよ〜!とか
返信してくるのが

瀬那

今日はうんとか病気とか

瀬那

暗い感じがしたから…

由蘭

さっすが!

由蘭

瀬那は気付くよね笑

瀬那

由蘭

実はさ〜

由蘭

余命宣告させたの

瀬那

えっ?

瀬那

嘘だろ?

由蘭

言うと思った笑

由蘭

…嘘じゃないよ笑

瀬那

…後何年?

由蘭

4ヶ月

瀬那

4か月?

由蘭

うん…!4か月!

瀬那

冗談だよな?

瀬那

だってあんなに
笑ってたじゃん…

瀬那

異常ないよって
言ったじゃん…

瀬那

大丈夫って
言ったじゃん…

由蘭

ごめん…

由蘭

全部嘘だよ

瀬那

嘘?

由蘭

うん

瀬那

なんで…?

由蘭

瀬那とずっと一緒に
いたかったから…

由蘭

…だから嘘ついたの!

由蘭

実は余命宣告されたの
今日じゃない

瀬那

えっ?

由蘭

この病気を持った時から
20歳まで生きられない
でしょうって言われてた

由蘭

それで今年の春に
あと半年…
持つかどうかです
って言われて

由蘭

今日4か月です
って言われた

瀬那

悪くなってる?

由蘭

うん

由蘭

本当は異常なしなんて
言われてないよ

由蘭

逆であと少しで体が
思うように動かなくなる
かもしれませんって
言われた…

瀬那

陸上は?

瀬那

お前すっごい楽しそうに
走ってたじゃん!

由蘭

辞めるよ?

由蘭

明日退部届け出しに行く

瀬那

なんでだよ…

由蘭

えっ?

瀬那

なんで由蘭なんだよ!

由蘭

…しょうがないよ!

由蘭

病気だから

瀬那

…また病気にかかった時
みたいに逃げるの?

由蘭

逃げない!

由蘭

余命宣告を受け入れて

由蘭

体が動かなくなっても
私なりに頑張るって
決めたよ!

由蘭

だから私は大丈夫

由蘭

お願いだから
分かってほしい

瀬那

瀬那

分かった…

瀬那

でもこれだけ言わせて

瀬那

俺は由蘭が
病気を持ってようが
持ってなかろうが
ずっと一緒にいるから

由蘭

ありがとう

瀬那

…電話してもいい?

由蘭

うん!

瀬那

不在着信

不在着信

瀬那

由蘭?

瀬那

不在着信

不在着信

瀬那

おーい

瀬那

由蘭?

瀬那

不在着信

不在着信

瀬那

不在着信

不在着信

瀬那

なんかあった?

瀬那

返事しろよ!

瀬那

由蘭!!!

瀬那

おい!!!

瀬那

由蘭!!!!!

それから4時間後

家族が帰ってきて 由蘭がリビングで倒れているのを 目撃した。

電話をする前に由蘭倒れた。

そして救急車に運ばれた。

俺は倒れていたことを 知らなかったが

電話をして5時間後ぐらいに ニュースが流れた。

俺は馬鹿だと思った。

由蘭が病気にかかったと 伝えてくれた時から ずっと違和感には気付いていたのに

何故声をかけなかったんだろう…

もっと前に言っていれば 助かったかもしれないのに…

由蘭が笑ってる,大丈夫って言ってる と思い自分の気持ちを流したのだ。

何を言っても 由蘭もう戻ってこない。

君がいない世界に意味はない。

でも由蘭は俺に生きてほしいと 願ってくれてる。

だから生きる。

由蘭の分も精一杯生きる。

由蘭はずっと俺の隣に いてくれてるはずだから…

俺がもし死にたいって思ったら 生きてって言ってくれると思うから…

瀬那

由蘭ありがとう

…最後に既読が着いたのはきっと 家族がスマホを開けたからだろう…

俺はこれからも生きていくために 由蘭のLINEは ブロックして削除した。

ブロックしようとした時由蘭からLINEが来たのは気のせいだろう。

由蘭

私の分まで生きてね!

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