シフォン
ねぇ
シフォン
あんたどこに行くの?
ケン
学校だよ
ケン
ってか、
ケン
『あんた』じゃなくて
ケン
俺はケン
ケン
世話になるなら名前で呼べよな
シフォン
『がっこう』?
シフォン
なにするとこなの?
ケン
は?
ケン
どこかの天使は学校もしらないんだ?
シフォン
悪かったね
シフォン
ろくに下界のことを勉強してないから
ケン
学校は…
ケン
勉強するとこだよ
シフォン
へぇ
シフォン
あんた、勉強できるんだ?
ケン
まぁ…
ケン
人並みには…
シフォン
それってすごいのかダメなのか
シフォン
すぐっこく曖昧だね
ケン
うるせぇよ
ケン
ってか
ケン
おまえは学校行ってなかったの?
シフォン
えっ…
シフォン
あ…
シフォン
あんたにカンケーないでしょ?
ケン
ふーん?
あわててそっぽを向く堕天使をみて
なにかあったんだろーな…と
ま、ふかくは聞かないけどさ
…
ケン
なぁ
ケン
おまえ、どこまでついてくんの?
シフォン
?
ケン
いや、これから学校行くけど…
ケン
おまえ生徒じゃないし
ケン
しかも羽生えてるし
ケン
頭光ってるし
シフォン
ハゲてるみたいに言わないでくれる?
シフォン
これはかの有名な天使の輪よ
ケン
はいはい…
おまえ、堕天使だろ…
と心の中で突っ込む
シフォン
なんか、まずいの?
ケン
まずいことしかないんだけど?
ケン
俺が女の子連れてるってことだけでもやばいんだけど…
シフォン
ふーん
シフォン
じゃ、こうしよう
そういうとシフォンは
シフォン
ケン
?!
ケン
縮んだ…
身長がだんだん縮んで
俺の親指サイズになってしまった
シフォン
これでどうよ?
ケン
すげぇ…
ケン
おまえ!!堕天使でも天使だな!!
シフォン
堕天使でもって…
シフォン
あんた、失礼じゃない?
ケン
んじゃ、俺のランドセルの中に入っててくれ
シフォン
え…
シフォン
あんたの鞄ってなんか臭そうだから嫌なんだけど
ケン
文句ゆうなよ…
ゆうた
あ、ケン
ゆうた
おはよ
ケン
おはよう
シフォン
こいつ誰?
ケン
うわぁぁぁぁぁッ?!
ランドセルから勝手に出てきたシフォンを
ランドセルの中に押し込める
ゆうた
なんだよ?
ゆうた
そんな大声だして…
ケン
いやいやいやいやいやいやいやいや
ケン
なんでもねーよ
ケン
うん
シフォン
ちょっとあんた!!もっと丁重に…
ケン
((((お前は黙っとけ!!
小さくなってもこの調子なら
いつ見つかるかわかんない…
学校の間は黙らせないと…
ゆうた
おい…ケン?
ゆうた
おまえ…大丈夫か?
ケン
お、おぅ!!
ケン
朝から元気いっぱいだぜ?!
ゆうた
なら…いいんだけど…
朝からこの調子で大丈夫かな…
先生
えーっと
先生
ここがこーで
先生
なんたらかんたら
ケン
…
あれからあいつは
めちゃくちゃ静かだ
死んでるんじゃないのかって心配になる
先生
えーだから
先生
こうなるのであって
先生
こうなるのであーる
ケン
……
シフォンは俺のロッカーの中に隠している
あんな暗いところであいつがずっと静かにする
そんなことあるわけがないって
覚悟していたんだけどな
よかった反面
少し拍子抜けだったりする
先生
じゃ、今日の授業はここまでなー
先生
宿題ちゃんとやってこいよー
なんとか、今日の授業は終わった
よし。
俺は人目につかないようにロッカーによると
ケン
…
ケン
は?
ケン
い…いない…
どういうことだ…?!
ケン
(((おい、シフォン?いねーのか?おい?
小声で呼んでみるも
返事はない
やっぱり面倒ごとをおこすじゃねーかよ…






