奏多
かーずやくんっ
千也
··········
奏多
おはよっ
千也
何いきなり、きもい
奏多
·····まぁ、
奏多
好きになって?
千也
·····
千也
きもい
奏多
·····俺は好きなのに
千也
そういうのいらないから
奏多
は、
朱音
·····何あいつら
零
あいつが助けたら稲垣調子乗ってんじゃね?
朱音
ふっ、受ける
千也
·····
奏多
·····千也、図書室行こー
千也
いきなり名前呼び、·····
奏多
·····いいじゃん
千也
·····チッ、
奏多が現れてから、口数が増えた。
いつも一人だったお昼も、少し賑やかになった。
千也
こほっこほっ
千也
·····風邪、
千也
まぁいいや、これで学校休めるし
千也
·····親なんていなくなればいいのに
\ピンポーン/
千也
·····?
母親
はーい!
千也
·····
母親
あらー!そうなの!
母親
どうぞどうぞ〜
千也
··········、
ガチャ
千也
(は、こっち来んのかよ·····)
奏多
千也
千也
·····!
奏多
お見舞いきたよ〜
千也
·····
奏多
ご飯も持ってきたから
奏多
一緒に食べよーぜ
千也
(·····寝たフリしとこ、)
奏多
ほんとは起きてんだろ?
ガバッ
千也
あっ
奏多
·····ほら
千也
··········
千也
人の睡眠時間奪うなよ
奏多
寝てねーくせに
千也
·····ッ
(起きようとする)
千也
こほっこほっ
千也
ごめん·····風邪うつるから、
奏多
いや、いいって
奏多
そういえば風呂入ってないらしいな
千也
·····まぁね
奏多
一緒に入る?
千也
·····は?
千也
無理だって
奏多
冗談だってw
奏多
ご飯食べよ
千也
·····
"痣"が見られるから
入れるわけないじゃん
千也
·····はぁ
ズルッ
千也
!?
奏多
うあっ、
チュッ
千也
·····え
奏多
·····は?
((いや、まさかな))
千也
·····//
奏多
あ·····
奏多
(今の顔、どストライク)
千也
ご、ご飯食べよ
奏多
あ、あぁ
千也
あ、これうまそ·····
奏多
そうだな·····
奏多は強くて
俺みたいな人間を、
好きにさせてくれる人。







