テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
こさめside
夕食を終えた病棟は、昼間よりも静かだった。
広場の窓からは、夕焼けが少しずつ薄れ、廊下の照明が白く床を照らしている。
🦈
🍍
🦈
📢
三人の笑い声が広場に広がる。
昼間の”カルテ騒ぎ”も、もう話題に上がらなくなっていた。
🍍
🦈
🍍
🦈
📢
🦈
🍍
📢
三人は広場を出て、病棟をゆっくり歩き始めた。
夜の病院は昼とは違う静けさがある。
聞こえるのは空調の音と、時折すれ違う看護師の足音だけ。
🦈
🍍
📢
何気ない話をしながら角を曲がると、一つの扉が目に入った。
昼間は開いていたはずの通路。
今は大きな防火扉が閉まっている。
🦈
🍍
📢
扉には、『関係者以外立ち入り禁止』の札
こさめは昨日見た廊下を思い出した。
同じような白い扉。
同じような静かな空気。
🦈
🍍
📢
🦈
三人がその場を離れようとした。その時だった。
カチャ
扉の向こうから、小さな音が聞こえた。
まるで鍵を回したような音。
三人は同時に足を止める。
🍍
🦈
まにきは黙ったまま扉を見つめている。
その直後。
コツ、コツ、コツ___
誰かが歩く足音。
ゆっくりとこちらへ近づいてくる。
🦈
🍍
足音は扉のすぐ向こうまで来ると、ぴたりと止まった。
静寂。
誰も扉を開けない。
誰も話さない。
📢
少しだけ不思議に思った。その時。
.
優しい声が廊下に響いた。
振り返ると、巡回中のすちせんせいが立っていた。
🍵
🦈
🍵
🍍
こさめはもう一度だけ扉を見る。
さっきまで聞こえていた足音は、もう聞こえなくなっていた。
すちも扉へ目を向ける。
ほんの一瞬。
それから何事もなかったかのように微笑んだ。
🍵
📢
三人はすちと一緒に病室へ戻り始める。
歩きながら、こさめは何気なく尋ねた。
🦈
🍵
🦈
すちせんせいは少しだけ考えるように目を細めた。
🍵
🦈
🍵
🦈
納得したように笑うこさめ。
その横で、いるまは一度だけ振り返った。
閉ざされた扉は、静かな廊下に溶け込むようにそこに立っている。
誰かが出てくることも、扉が開くこともなかった。
病室へ戻る途中、すちはポケットの中でそっと拳を握る。
その表情は三人には見えない。
優しい先生のまま、静かに歩き続けていた。
病棟に、消灯のアナウンスが流れる。
白い病院の夜は、何事もなかったように更けていく。
閉ざされた扉の向こうで、何が行われているのか、
まだ、誰も知らなかった。
りす
#sxxn
コメント
1件
「夜の病院、静けさが逆に不気味さを引き立ててて良かった……特にあの防火扉の前で足音がピタッと止まるシーン、ゾクッとしたわ。すち先生が普段の優しい口調でごまかしながら、ポケットで拳を握ってる描写がめっちゃ気になる。何か隠してる感じがするよね……続きどうなるんだろう、ドキドキする🔥」