あなたは、前世の記憶を信じますか?
ピッ
七
俺は七。
女の子みたいな名前だけど男だ。
透
透
透
こいつは透。
昔からの知り合い。
正直言って...、
七
透
透
七
しまった。
心の中に留めておくつもりだったのに。
けど、気が合わないと思って居るのは本当。
性格だって、
好きな事だって。
全然違う。
母
七
部屋に入ってベットに腰をかける。
はぁ...と、
誰が聞いてる訳でもないのに、
吐息を漏らす。
七
七
考えるだけで寝たくなくなる。
最近妙な夢ばかり見る。
透に似た人が
俺に似た人話かけて笑顔になって居るのだ。
けれど、二人共古い服みたい。
正直言って気持ち悪い。
でも寝ないと明日眠くなってしまう...。
はぁ...お休み。
透
透
七
透
似てる。
似ている。
夢に出てきたアイツと。
透
七
透
透
透
あっ...思い出した。
戦争時代。
透と仲良くしてた俺。
一緒に天国に進んだ。
あの記憶。
七
透
透
七
透の名前を、
ずっと。
ずっと呼び続けた。
七
七
透
実は透は、
ずっと昔から前世の記憶を持っていたらしい。
あの後はずっと二人で泣きじゃくった。
これからは安全な世界で、
ずっと一緒に暮らしていくと誓った。
コメント
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いい話...