日本嫌われ

Let's go！

前話から約2か月後、、

日本の生活はあれからなにも変わっていない

クラスメートやぶり美に毎日殴られ蹴られ

家族には失望され

つまり彼に味方はいなかった

そんな彼に自分保つため 残された方法はーー

そう。それは

現実逃避、自傷行為。 いうなればリストカットである。 彼は自分が周りと同じだと思うために 自分に耳がないと思いたいがために カッターで腕を裂き、耳や尾に 傷をつける。 結果は耳がある尾がある 周りと違う。 だけど赤の血が流れる。 だからみんなと同じ。 ならいじめも己の妄想では？ 本当は嵌められてないし いじめられてもいないし 殴られても蹴られてもいないのではないか という結論に至り 少し安心して不安に駆られながらも 明日に希望を抱き眠りにつく。 そして朝起きて現実を突きつけられ 絶望し、僅かな希望にすがる思いで また自傷に至る。 そんな生活を送り、 それが日常と化していた

ほなまたね～

ちょいおまけ

外明るいけど時間帯はご想像に お任せしますね！

現在7:00 午前か午後はお任せします

ﾄﾝ ﾄﾝ、、((誰かが階段を上がる音

ｺﾝｺﾝｯ((日本の部屋のドアをノックする音

ｺﾄｯ((廊下に日本のご飯を乗せた盆を置く音

ﾄﾝﾄﾝ((陸が歩く音

ｷｨ ｶﾞﾁｬ((ドアを開け閉めして ご飯を取る

日本の部屋の前

日本部屋から))さみしいよ、、父さん、、

ﾄﾝ ﾄﾝ((陸が去る音

ｷｨ ｶﾞﾁｬ

ﾓｸﾞﾓｸﾞ((みんなが静かにご飯を食べる音

ﾄﾝﾄﾝ((陸が日本の部屋の前まで来る音

ｶﾁｬ、、((食器の乗った盆を持ち上げる

ｶｻｶｻ((紙を広げる

ー紙の内容ー ごちそうさまでした。 いつもおいしいご飯を届けてくれて ありがとうございます。 　　　　　　　　　　日本

ｽﾀｽﾀ((陸が去る音

お仕置きや罰だというのにかなり 優しい、甘いものなのは きっと 怒りや絶望よりも家族愛が 勝っているからなのでしょう。 日本の手紙はこの制度になってから はじめての手紙。 それまでほとんどコミュニケーション を取っていなかった。