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ナレーション

アキと累は中庭からお屋敷に入り、アキの部屋へ向かう。


静かな空気の中でアキが口を開く。

アキ

二回目なんだ、この屋敷に鬼がすむのは。
だからみんな、優しく接してくれるからね。

累(下弦の伍)

…そう、ところで、君の名前聞いてないんだけど

アキ

わっ、ごめん。
アキ、カクラ。アキでいいよ。

ナレーション

アキの部屋につき、彼女は一つのビンを持って累による。

アキ

これ飲んで。私の血なの。無惨の支配から外れると思うから、、、もちろん体に害はないので…

累(下弦の伍)

ナレーション

累は不思議そうにビンを見つめ、ビンの中身を飲む。

累(下弦の伍)

稀血なの?

アキ

うん、血柱なのもその血のおかげなんです。

ナレーション

時折敬語が入るアキの話し方を不思議に思いながら、ビンの中身を全部飲み干す。

累(下弦の伍)

ん、ありがと。

アキ

さて、これからなんだけどこの屋敷にいてもらいます。寝るのは私と一緒。
単独任務の時はついてきてね。

ナレーション

アキは淡々と説明する。

アキ

お肉はあげられないけど、血は私のを飲んで。血柱だから毎日レバーで、血がたくさんあるの。

累(下弦の伍)

別に肉はいらないよ。

アキ

ふふ、よかった。私以外の血は飲んじゃダメです。その子に何かあったら…

累(下弦の伍)

君の提案に乗ったんだし言うとおりにするよ。飽きるまでね。

アキ

ニコッ

ナレーション

累は部屋を見渡しながら、話す。

アキ

それでは、これからよろしくお願いします。

累(下弦の伍)

よろしく。

ナレーション

アキはビンをもち、部屋をでていった。

ナレーション

夜風が、頬にあたる。

アキ

どうしたんですか?こんな夜更けに

お邪魔するよ。アキちゃん。

アキ

久しぶりですね。童磨さん。

アキ

いつも思うんですが、なんで私を襲わないんですか?

童磨

う~ん。なんて言うんだろうね、この気持ち。

アキ

ふふ、わかんないんですね。自分でも

ナレーション

ビンを洗い、屋敷に住む人にも説明を終えたアキは中庭を通っていると、鬼に会う。

童磨

ま、生きててよかったよ。

アキ

すぐには、くたばりません。

童磨

アハハ、ほんっと不思議。





あっと、時間がないみたいだ。またね。

アキ

(嵐のように去っていった。)
はい、また。

ナレーション

童磨は暗闇に消える。
アキは急いで、部屋にむかった。

アキ

遅くなりました。

累(下弦の伍)

今から寝るの?

アキ

はい。そうですが?

累(下弦の伍)

僕は少し起きてるよ。

アキ

変な事しないでくださいよ…

累(下弦の伍)

少し探索するだけだよ。

ナレーション

アキはホッとした顔で、いってらっしゃい、と言って布団に潜る。

累(下弦の伍)

ほんと、よく鬼を野放しにできるよね。

ナレーション

累は屋敷を探索しに、部屋をでた。
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