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昼休みの屋上 鉄扉を押すと、いつものギィって音が鳴っていた 今日は風が強い けど、俺の心臓の方が、もっと揺れていた
赫
その声がした瞬間、前身が硬直する 笑っているはずの声が、全然笑っていなかった
百
赫
赫
風が吹いて 、なつの髪が揺れる ポケットに両手を突っ込んで 、制服をだらしなく着て 、いつも通り___のふりをした狂気が 、皮膚のすぐしたで呼吸しているのがわかった
百
赫
赫
心臓を思いっきり 、握られた様な感覚だった
百
赫
赫
1歩近づく 踏み出す足音すら、地獄から来たみたいに重く響いた
百
赫
赫
笑ってた、嬉しそうに なのに、吐き出す言葉はナイフみたいに冷たい
赫
赫
目が合う そこには、深くて、底が抜けた暗闇があった
赫
百
赫
赫
─なつの手が伸びた 笑ってた、嬉しそうに ら優しそうに。 でも その優しさが 、1番怖かった。