私が、学校から帰っている時、
内野 香恋
あ、先生
先生
……
そのとき先生は、静かに静かに泣いていた。
内野 香恋
あ!おはよう!菜々子!昨日はごめんねー🙏携帯壊れちゃって!
奈義 菜々子
全然!大丈夫だって!でも、携帯大丈夫?
内野 香恋
うん!今修理中!
先生
はい、じゃぁ、授業始めます。
奈義 菜々子
なんか、先生さ香恋が伊吹くんと仲良くなったらさぁ。元気なくなったよね。
内野 香恋
そんなことないよ。だって、先生は、成美さんと付き合ってるって、言ってた。
奈義 菜々子
ヘェ〜。成美さん?
内野 香恋
うん。幼なじみなんだって
奈義 菜々子
ヘェ〜
夏菜子先生
涼真先生!次、会議です。
先生
あ、はい。では自習。
奈義 菜々子
なんかおかしいなぁー
先生
香恋!
内野 香恋
え?
先生
あ、香恋さん
内野 香恋
なんですか?
先生
言っておきたいことがあるんです。言わなきゃ後悔すると思って
内野 香恋
はい!何ですか?
先生
俺、成美と付き合っていなかった。ごめん。嘘ついていた。
内野 香恋
え、何でそれを。
先生
お前に伝えたかった。だって俺は、
先生
香恋が、初恋の人なんだ。