TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

バスケ部後輩

お先に失礼しまーす!

絢瀬 たや

はーい、また明日〜

後輩や同じ学年の皆も帰った後

私は体育館で部活の

報告書を書いていた.

あー、お腹減ったのになぁ〜.

それに古田くんも待ってるし

パパッと適当に書こう!

そう意気込み

シャーペンを握ったとき

誰かが体育館に入ってきた.

中井 隼人

あ、絢瀬じゃん.

中井 隼人

お前も報告書?

そう言って報告書の紙を

ピラピラさせてきたのは

中井だった.

彼もバスケ部の部長だ.

絢瀬 たや

そーそー.てかこの報告書

絢瀬 たや

無駄に長いからやだよ〜.

中井 隼人

わかるわ〜それ!

中井は私の隣に座り込み

報告書を書いていく.

お互い黙々と報告書を

書いているとき

ふと中井が言った.

中井 隼人

…なんであいつなの?

絢瀬 たや

ん?なに?

中井 隼人

…彼氏.

中井 隼人

なんであいつにしたの.

なぜこのタイミングで

それを聞くのか.

そしてなぜ

いつもより声が低いのか.

その声は、心なしか

怒っているように聞こえた.

絢瀬 たや

なんでって…告白されて

絢瀬 たや

付き合ってみて…

絢瀬 たや

古田くんの隣にいるのが

絢瀬 たや

好きになって、そしたら

絢瀬 たや

いつの間にか古田くんを

絢瀬 たや

好きになってた……って

絢瀬 たや

何話させとんの!!

自分で言っといて

恥ずかしいわ.

すると中井がいきなり

私の腕を自分の方へ引っ張り

私を自分の方に引き寄せた.

中井 隼人

俺はずっと

中井 隼人

お前が好きだったのに?

絢瀬 たや

…え?

そして気づくと

キスをされていた.

それに気づくと同時に

入口の方で、どさっと音がした.

見るとそこに…………

古田くんがいた.

私と目が合った古田くんは

入口を出て走り出した.

絢瀬 たや

待って!

そう言って走り出した

私の腕を中井が掴む.

絢瀬 たや

ちょっと!

中井 隼人

わかってるから!

中井 隼人

だから…あいつのとこ

中井 隼人

行く前に…俺のこと

中井 隼人

フって?

絢瀬 たや

わかった!ごめん!

絢瀬 たや

私古田くんが好きだから

絢瀬 たや

中井とは付き合えない!

絢瀬 たや

急いでるからこれで!!

掴まれた腕を思いっきり

振り払い、私は

古田くんの元へ走った.

中井 隼人

……まじかよ.

中井 隼人

…何の躊躇もなく………

それでも

中井 隼人

あいつらしいか.

と笑い、女子バスケ部の

報告書も一緒に職員室へ

持っていってやった

優しい中井だった.

♡きたら続き出します!!☺︎ 読んでくれて📖 ありがとです!! ぜひ他のも 見てみてください!!☆

この作品はいかがでしたか?

1,375

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚