私、星野成果は小説家だ
8月10日
私はいつもどうりに小説を書いていた
その時
テレビから流れていたニュースが耳に入った
ニュース
一週間後の8月17日に地球が滅亡します
ニュース
隕石の落下によって膨大な被害となるでしょう
星野成果
………
私はそこで手を止めた
星野成果
じゃあ今日は…
ー世界が寿命を迎える1日前の話をしようかー
星野成果
(いよいよ明日は世界最後の誕生日か…)
いつもは静かなこの街も今ではとても騒がしい
そのせいか
いつもはスラスラと進んでいた筆も思うどうりに進まない
星野成果
……
星野成果
はあ…
星野成果
出かけるか…
私は服を着替え家を出る
家を出て私が目にしたのは
街の人達が慌てふためいていた
まるで踊っているみたいに…
その姿を
何もできない私はただ祈っていた
星野成果
(一週間が何も変わらず訪れて)
星野成果
(私は静かに小説を書く)
星野成果
平和な世界に…また…
私はずっと
この人生が「終わらないゲーム」だと思っていた
何かヘマをしたら他人に蹴落とされ
他人がヘマをしたらそれを蹴落とす
上下関係の出てくるこの世界が
もうすぐ終わる
星野成果
(世界平和とか滅亡とか実感がなかったが…)
星野成果
(どうせまた偉い人が、考えたドッキリなんだろ?)
星野成果
だって…
星野成果
嘘だらけのこの国では僕らの様な「庶民」には
星野成果
その嘘を知る権利なんてまるでないのだから…






