1. 秋のあの子。 | 全1話 (作者:ゲスト)の連載小説 | テラーノベル

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秋のあの子。

秋のあの子。

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第1話

秋のあの子。

2019年02月09日

#恋愛

#秋

#☠ハウル☠

☠ハウル☠@こま🐢

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陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

ここ好きなの？

俺の目の前に現れた女子

それは、俺が初めて好きになった女子

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

てめえっ、待てえ！

友達

いえーい！

高校二年生。少し乱暴な俺は

いつもクラスメーカー。

ツンデレ男子って言われて、

よくからかわれる。

女子達

桐音くーん！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

なんだよっ？

女子達

桐音くんってツンデレだよね！

女子達

誰が好きなのかなー？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

なっ、別にツンデレじゃねーし。

女子達

うちの事どー思うー？

女子達

私のことはー？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

みんな、友達だろ、

女子達

えっ、友達なの！？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

あ、いや、ただのクラスメートだよっ。

女子達

キャー、友達って言ってくれたよー！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

だから、ちげえって。

友達

お前こんなかに好きなやついんのかー？ｗ

友達

お幸せにーｗ

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

あー、もう！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

ちげえって言ってるだろ。

友達

(艸*>∀<*∞)ｱﾊｯ

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

きも。

友達

は？てめえ待てえ！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

うわあああ！ｗ

こんな日々が

ずっと続く。

俺に好きな人、

出来ねえかな。

友達

今日、広場で待ち合わせな！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

おう！

友達

どこ行くか？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

ゲーセンとか？ｗ

友達

いいぜ。ｗ

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

じゃあ、放課後な！

友達

おけいぃぃぃぃ！

友達

おっ、さきいたか！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

いこーぜ！

友達

その前にさ、隠れんぼしね？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

隠れんぼ？ｗ

友達

ここ、案外隠れられるしさっ！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

えー、じゃあ、恥ずいから1回だけな。

友達

おっしゃ、男の本気隠れんぼスタート！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

はあ…ｗ

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

行くぞー！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

ん…？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

何こんなわかりやすいとこに隠れてんだよ！

落ち葉のかたまりがあり、

靴が落ち葉のかたまりから出ていた。

バッ！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

見つけた…？

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

ん…？

そこには友達じゃなく、

仰向けで寝ている女子がいた。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

えっと、寝ているとこすんません。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

大丈夫。

そういってその女子はしゃがみこんだ。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

え、大丈夫すか？

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

大丈夫。

そういってうつむく。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

あのー…

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

(o_ _)o…ﾑｸﾘ

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

こんな所で何してるんです…？

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

昼寝。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

昼寝してる！？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

……あ、そうなんすね。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

ここ好きなの？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

えっ？

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

いつもここにお友達と来ているでしょ？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

あ、はい。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

夜見、だいたいここに居るから、

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

たまにあなたのこと見かけるの。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

そうなんすね。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

あの、俺と、同じくらいの歳だと思うんすけど、学校違いますよねっ。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

私…

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

学校行ってない。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

え？

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

心臓の病気なの。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

行きたくない。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

親もいないから、お金払えないし。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

そっそうすか。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

だからね、あなたのこと見てると元気がでる。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

お名前教えて？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

わっ、渡辺です…

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

名前。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

きっ、桐音！//

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

桐音ね。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

私、夜見。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

お友達になって？

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

え、あ、

みんな、友達だろ、

えっ、友達なの！？

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

私、友達いないの…

あ、いや、ただのクラスメートだよっ

俺ならこの時、普通は

は？冗談だろ？って言う。

けど、あのことがあって、

この子と会って、

俺は…

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

うん、いいよ。

そうやって言ったんだ。

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

ありがとう。

そういって夜見は、ニコッと笑った。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

あ、お前いた！

友達

探してくれねーから出てきたんだよ！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

だって今、この子と話してたからっ、

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

あれ…？

友達

誰だよ、可愛い女の子でも見つけたのか？

友達

ガールフレンド？ｗ

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

ちげえっ！

友達

ゲーセンだあ！

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

おし！ｗ

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

え、あ、は？

陽野夜見 ─ｱｷﾉﾖﾐ─

あ、桐音。

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

なんでっ

友達

さっきの言ってた子か？ｗ

渡辺桐音 ─ﾜﾀﾅﾍﾞｷﾘﾄ─

なんでもねえ

今の夜見？

ゲーセンでピコピコしてた…？

え？

あの子、どうなってるのぉぉぉぉ！？

♥50

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