雛森〇〇
こ、こここ此処はあの有名な…!
雛森〇〇
赤煉瓦倉庫〜!!
食事を終えて次に来たのは、 横浜でも随一の観光スポット、赤煉瓦倉庫。
名前の通り明治、大正時に実際に使われていた倉庫で、
現在はショッピング施設として 今も色んな人が行き交う場所だ。
実際に見たのは初めてらしく目を輝かせながら ぴょこぴょこと飛び跳ねる〇〇。
雛森〇〇
私、横浜に来て二ヶ月経ちますが、
雛森〇〇
赤煉瓦倉庫を見たのは初めてでして…!
太宰治
君は感情が判りやすいね笑
雛森〇〇
はっ!済みません!
雛森〇〇
つい浮かれてしまいました…
太宰の言葉にハッとして、次は顔を赤くして俯く〇〇。 本当に判りやすい。
「まあそんな所も可愛いのだけど」、 というのは後の太宰談である。
雛森〇〇
ねえ太宰さん!写真も撮れたし中入りましょ!
太宰治
はいはい笑
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食事を終えているので、 雑貨や土産がある一号館に入る二人。
しっかりと買い物が出来つつ、 倉庫の面影も感じられて雰囲気が良い。
雛森〇〇
そうだ、両親にお土産を買って送ろうかな
雛森〇〇
何れかお勧めありますか?
太宰治
うーん、そうだねえ…
太宰治
ご両親は横浜に来たことは?
雛森〇〇
うーん、多分ないと思います
太宰治
なら矢張りここは定番のお菓子が喜ばれるんじゃないかな?
太宰に云われた通りお菓子コーナーへ向かう。
そこには何れも一度は見た事のある 有名なお菓子がずらりと並んでいた。
雛森〇〇
猪古令糖に木目菓子…麺乳菓まで…!
雛森〇〇
しかも何れも見た事のある物ばかり!
雛森〇〇
如何しよう、悩むなぁ…
顎に手を当てながらお菓子達と睨めっこする〇〇。
太宰治
ゆっくり選び給え
太宰治
まだ時間は有るからね