あなたの音が 好きなんです
第1話
ゾム
ゾム
エーミール
ございます^^*
ゾム
ゾム
エーミール
ございます!
私は目が見えない
だからいつも ゾムさんに迷惑をかける
小中
私はいつも皆さんの 邪魔にしかならなかった
それでも ゾムさんだけは私の 味方になってくれた
この目が見えなくても あなたを守れるでしょうか?
いつかあなたを 守れるようになりたいです
エーミール
エーミール
守れるでしょうか?
ゾム
ゾム
ゾム
できたんか?
ゾム
ゾム
ゾム
ゾム
エーミール
エーミール
🎼.•*¨*•.¸¸🎶🎼.•*¨*•.¸¸🎶
エーミール
エーミール
待っててくださいね!
ゾム
ゾム
ゾムさんの話し声を 無視して音の鳴るほうへ 走って行くと
エーミール
なんで目が見えないのに こんなに正確に歩けるかって?
入学前に必死に案内板を 点字にしてくれたのを 覚えましたから…
今では目をつぶってでも 文字が書けるし 人にもぶつからない
欠点を言うなら悪戯で 私に当たってくる人もいると言うところ
面白がってする意味が 分からないこともあるが
それが集団行動で 色々な個性というものなのだろう
そんなことを考えているうちに ここは音楽室だと言うのに 私は気づきました
エーミール
🎼.•*¨*•.¸¸🎶🎼.•*¨*•.¸¸🎶
???
エーミール
急にピアノの綺麗な音色は途切れ 彼女の高い声が響いた
彼女は長い髪をなびかせ 私の方へと顔を向けた
???
目の見えない…エミさん…だっけ?
???
???
ちか
エーミール
エーミール
エーミール
移動教室なのにここに?
ちか
ちか
ちか
言うのはなんかあれだけど…
ちか
のことは知ってるよね?
エーミール
問題になってる…?
ちか
ちか
ちか
ちか
エーミール
このまま暗い話じゃ ダメですよね?
話を明るくしないと!!
エーミール
ショッピさんとコネシマさんと
幼馴染ではありませんでした?
ちか
エーミール
何位かを争う人達ですよ…?
ちか
ちか
エーミール
エーミール
どんな顔をしているのか
知りませんが…
エーミール
でしょうねぇ…^^*
ちか
彼は目が見えないから 知らないのだろう
自分の笑った顔の 破壊力を…
実は1年になる前から ずっとあなたを見てました
現在2年になってまた 同じクラスになって
虐められてもあなたが いれば私は生きていける気がしてた
でも、話しかけられちゃうと もっと話したくなっちゃう
みんなからのあだ名は エミさん
目が見えなくなったのは 小学三年生
シッマとショッピ君から 幾多に聞いたエミさんの 情報
私もいつかはあなたと 喋りたかった
でも…こんなきっかけで 話すことになるなんて…
嬉しい…
ちか
エーミール
エーミール
戻らなきゃ…
ちか
エーミール
ちか
エーミール
なんでそこで顔が赤くなるのかな?
本当に…この人は可愛い
移動中にちかさんの 笑い声を聞いて
話し声を聞いて 思ったことは
優しい人
まだそれだけしか 分からないから…また 幼馴染のお2人に聞くとしましょう
ピアノが好きなんですか?とか
いつから一緒なんですか?とか
個人情報かもしれませんが 許してください
ほんのちょっとした 出来心でごめんなさい
ちょっとだけ… 私と友達ごっこでも…してください
あなたの音が好きなんです
第1話
END
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