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案内人
あ、驚かせるつもりはないの。ちょっと用事があって、寝てたから大丈夫かなと思って放置してて…
案内人
私はこの世界の案内人。案内人さん、でいいわ。
いちか
ど、どういうこと！？
いちか
あなた、子供じゃない！
そう、この謎の自称案内人は、小学生くらいの少女なのだ。
案内人
あら、失礼ね。
こう見えても1000年はここにいるのよ？
こう見えても1000年はここにいるのよ？
いちか
せ、千年！？
大翔
黒澤さん、落ち着いて。
とりあえずこの人に話を聞いてみよう。
とりあえずこの人に話を聞いてみよう。
いちか
そ、そうだね…
案内人
あら、そちらの宮坂大翔くんは分別がつくようね。
いちか
どうでもいいから、この世界について説明してよ！
案内人
いいわ。
率直に言うと、貴方達は死んだの。
率直に言うと、貴方達は死んだの。
いちか
し、死んだっ！？
大翔
え…？
案内人
多分いちかちゃんは事故死、大翔くんは寝てる間による衰弱死ね。
いちか
…
大翔
…
案内人
簡単に言えば、ここは死後の世界１ｓｔ。
この世界にあなた達が来たのは、同じ時間に死んだからね。
この世界にあなた達が来たのは、同じ時間に死んだからね。
いちか
ファ、ファーストって…？
案内人
ああ、それはね、ここに大きな扉があるでしょ？まずはこれを危険をかえりみず開けられるかという試練。
「勇気」ね。
「勇気」ね。
大翔
ということは、まだこの先もこのような世界が続くんですか？
案内人
そういうことになるわね。
いちか
そ、そんな…
案内人
そのようなことをクリアすると、やっと天国か地獄に行けるかを審査して貰える権限が与えられる
いちか
…
大翔
詰んだ…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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