テラーノベル
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人生は些細なことで一転も二転もして、常に先のことなんてわからない。
ほんとにその通りだ。
ごうごうと燃える家を目の前に私は立ち尽くす。
幸せだった日々が、目の前の家とともに崩れ落ちてゆく。
鈴森蓮乃
火事騒ぎを聞きつけた野次馬の声が聞こえる
「火事だって。」「可哀想にねぇ。もう家族は助からないみたい」
火事?違う。ただの火事なんかじゃない。
鬼だ
鬼の仕業だ。
私はこの目で見た。鬼が私の家族を喰い殺すところを
助ける力なんて私にはない。怖くて、足に力が入らなくて、逃げることしかできなかった。
鈴森蓮乃
私だけが生き残っても意味ないじゃない。
家族を亡くし家をなくして行く当てもない。逃げて生き残った罪悪感が私を蝕むだけだ。
今この火の海へ飛び込めば、お母様とお父様と一緒だ。
足は自然と火の方へ向う。
その時私の腕を誰かが強く掴む
???
???
鈴森蓮乃
異様に大きな男だった。 法衣を纏い、数珠を持つその姿は、まるで寺に仕える僧侶のようにも見えるが、ただの僧にはあり得ぬ気迫があった。
鈴森蓮乃
???
???
深々と頭を下げる。
鈴森蓮乃
顔をみれば、涙を流している
鈴森蓮乃
???
鈴森蓮乃
自然と口が開きぽつりぽつり話始める
鈴森蓮乃
鈴森蓮乃
涙で視界が滲む。さっきまで状況を飲み込めず何処から非現実的に感じていたものがだんだんと、はっきり輪郭を帯び始め、これが現実だと認識し始める。
途端に涙が溢れ出す。
???
鈴森蓮乃
???
???
鈴森蓮乃
???
???
力強くて、何処か暖かい。”生きてほしい”。この言葉が私に響く
鈴森蓮乃
生き残った者として、まだやれることがあるのではないだろうか
鈴森蓮乃
???
白く濁った目を少し細めながら言う
???
???
鈴森蓮乃
???
蓮乃の力強い言葉と決意に目を細め笑う
???
???
???
???
鈴森蓮乃
???
悲鳴嶼行冥
鈴森蓮乃
悲鳴嶼は真っ直ぐと見つめ言う
悲鳴嶼行冥
そう言う悲鳴嶼の顔を何処か悲しげだった。
悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥
鈴森蓮乃
蓮乃も悲鳴嶼を見つめ頷く
もう、何も失いたくない
悲鳴嶼との出会いが蓮乃を鬼殺隊へ導く
けして楽ではない、今以上の地獄や絶望をこの目で見るだろう。それでも、いつか来るかもしれない幸せへ、それを掴むために、鬼への復讐と大切なものを守るために、蓮弥は終わりの見えない茨道へ一歩、踏み出した
ここまで読んでいただきありがとうございます。
鬼滅の刃は一応最後まで読んでいますが、悲鳴嶼さんと黒死牟にしか興味がなかったため、最後の方はほとんど2人のシーンしかちゃんと読んでいませんでした笑
漫画読んだの結構前のことで、脳の片隅にある記憶をなんとか捻り出して書いたので、悲鳴嶼さんの口調が迷走してしまいました。一人称や二人称合っていますかね。
教えてください。
次の映画かアニメで本格的に悲鳴嶼さんの活躍シーンが出ますよね。
私は怖いです。かっこいい悲鳴嶼が世に知れてしまうのが。
気が向いたら書くスタンスなのでめっちゃ更新遅くなると思います。もし楽しみにしてくれる方がいるなら嬉しいです
ぜひ感想お待ちしてます
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