ぼく
透花
透花
ぼく
透花
透花
透花
ぼく
ぼく
透花
透花
透花
透花
ぼく
ぼく
ぼく
ぼく
透花
透花
透花
ぼく
ぼく
透花
透花
透花
透花
泣き出した透花の頬に触れようとしても手には感触も温もりもない
手は透花をすり抜けて 冷たい雨だけが手にはあたる
僕は生きているから
透花には触れることが出来ないんです
ぼく
ぼく
ぼく
最初から分かっていたのに
こうなるって…
りり
まだ幼い妹がオレを迎えにきた
透花
そう言って
透花は消えた
りり
りり
ぼく
リリの姉でもあり
俺の姉でもある
死んだ実の姉に
恋してしまったんだ
りり
りり
ぼく
俺がまだ生まれてなかった時に死んでしまったんだよ
りり
りり
ぼく
りり
でも、ホントに透花は優しくて可愛い奴だった
りり
りり
ぼく
それから僕らは二度と
姉とは会えなくなった