The six stars

いつも1番に来てるのに、

て、なんかこの流れ前もあったな

キーンコーンカーンコーン

あれ、りうらまだ来てない

イレギュラー学園は全国で1番偏差値が高い

だからその分編入する時も高い学力が求められる

、、、？

一瞬、リ○カかと思ってしまった

そんなわけ、ないか、？

まろが休みだしてから2週間

初兎のこともあったし、めっちゃ不安

ピーンポーン

(side いふくん)

ん、、、誰だ、？

ほとけか、

家に入れたくない、

絶対に、

ほとけじゃなかったとしても、家に入れ入れたくない、

俺だって

助けてもらえるなら助けてもらいたい

けど、俺が抱えてる病気は誰にも話したくない

ましてやこんな部屋

誰にも見せられない

ほとけを入れてやりたい

でも

俺は

花吐き病なんだよっ、

花吐き病のきっかけになる出来事が小学校低学年の頃に起きた

俺に弟や妹ができてから、、、だったかな

けど、最大の原因はこのことだった

「大丈夫」という言葉が本格的に呪縛に変わった

まだ中学1年生にもなっていない小6から中1にかけての春休みに言われた

俺の両親は離婚していて末っ子を母が産んでから父はいなくなった

母の苦労を知っていた俺は笑って頷くしかなかった

始めて弟ができた時も似たようなことを言われた

まだ小学校低学年だった俺はまだまだ甘えたかったのに

「大丈夫だよね」なんて言われても全然大丈夫じゃないのに

中学生活が始まって1週間後母から電話がかかってきた

いふなら「大丈夫」よね

それだけを言われた

この電話のせいで俺は1週間学校を休んだ

花吐き病になった

医者には強いストレスだと言われた

俺はこんなに苦しんでるのに母はいふなら「大丈夫」と言ってくる

助けてよ、

ピークは1週間だけでそれからは咳は続いたが、酷くなることはなかった

母からの電話も少なくなってきた

普通に生きられる、

そう思ったのに

母から、電話が来た

絶望した

俺がどれだけ苦しんでてもこの人は永遠に俺のことを

「だいじょうぶ」

だと思い続けるんだ

それからバイト漬けの日々が続いた

深夜十二時までバイトしそれから勉強し4時に寝て6時に起きる

そんな習慣で、まぁ当然体を壊した

同時に花吐き病も酷くなって咳が酷い

加えて吐き気・頭痛・立ち眩み・吐血が重なった

家の中は花だらけ

お陰で学校にも行けていない

(Side　ほとけ)

こんなにいふくんが頑固になってるなんて、、、

絶対なんかあったじゃん

でもそれを無理やり聞くのもなぁ、

いふくんも僕の昔のことに触れないでくれてるし

ん〜、どうすべきなんだろ、

なんて、どの口が言ってんだか、笑

でも、いふくんのため、

また吐血、

くらくらするし、

心は願ってるのに

助けてほしいと願ってるのに

俺なら「大丈夫」その言葉が

俺を縛り付けて

誰かに助けを求められない