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ファウストさんからの忠告から数日後
中央の国の皆で任務に行くのはあるものの、近くに必ずオズさんが居た
不服というわけではないけど、私にとってはどういうことかさっぱり分からない
アレイ
ｶﾞﾁｬ
ブラッドリー
よぉ
ムル
やぁ！
シャイロック
どうされました？
レノックス
…
アレイ
あ、あの…中央の国に買い物に行きたくて…それで
ブラッドリー
なんだよ、そういう事か…なら俺が連れてってやる
アレイ
え…でもブラッドリーさんは─
ブラッドリー
ほら！行くぞ！アレイ
アレイ
わわっ
ムル
いってらっしゃ〜い
シャイロック
彼女も大変そうですね
ブラッドリー
そういや、お前
ブラッドリー
何買いに行くんだ？
アレイ
あ…ネロさんのおつかいと
アレイ
ついでになにかいいものが無いかなと
ブラッドリー
そういうことか
ブラッドリー
…お前のそのペンダント
アレイ
あ、はい。小さい頃からずっとコレですよ
ブラッドリー
へぇ…俺にそれ寄越せよ
アレイ
だ、ダメです。魔法具なんで
ブラッドリー
俺は欲しいと思ったやつは他人のものでも奪ってやる
ブラッドリー
隙だらけの方が悪いからな
アレイ
(へぇ……)
ブラッドリー
……お前もな
アレイ
？
アレイ
(お前もなって何が？)
ブラッドリー
お！そろそろ着くな、降りるぞ
アレイ
あ、はい
アレイ
(後で聞けばいいか)
ミスラ
？
ミスラ
ブラッドリーはどこです？
ムル
ブラッドリーならアレイと出かけたよ！
ミスラ
はぁ？
ブラッドリー
で、何を頼まれてたんだ？
アレイ
えぇっと
ブラッドリー
よし、こんなもんか
アレイ
ありがとうございます
ブラッドリー
帰るぞ
アレイ
はい！
アレイ
あの、ブラッドリーさん
ブラッドリー
あ？
アレイ
なんで私には強い魔法使いが傍に居ないとダメなんですか？
ブラッドリー
知りてぇか？
アレイ
はい
ブラッドリー
お前、時々記憶がねぇって言ってただろ
アレイ
はい、それと関係しているんですか？
ブラッドリー
あぁ、お前は生まれつき強い魔力があるからな
ブラッドリー
その力を今すぐにでも引き出してぇが……
ブラッドリー
何がきっかけなのか分からねぇしな…
アレイ
(魔力…きっかけ…)
ブラッドリー
お前、北の魔法使いか？
アレイ
いえ、生まれも育ちも中央です
ブラッドリー
家は？厳しい所だったか？
アレイ
優しくて暖かい所でしたよ
ブラッドリー
じゃあテメェの親が魔法使いなのか
アレイ
両親は人間ですよ
ブラッドリー
そんなわけあるか
アレイ
そんなわけあるんです
ブラッドリー
魔法使いじゃなかったら今こんな状況にはならねぇだろ
アレイ
…それは
ブラッドリー
嘘ついてるに決まってんだよ
アレイ
…そうでしょうか
ブラッドリー
とにかく、オーエンやミスラは気をつけろよ
ブラッドリー
あんなケダモノの前で魔力が暴走したら、一瞬で石になるからな
アレイ
はい
ブラッドリー
それと、俺のことはボスと呼べ
アレイ
ぼ、ボス！
ブラッドリー
よし！
ブラッドリー
ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
アレイ
えへへ
アレイ
ただいま戻りました
ブラッドリー
買ってきたぜ、ネロ
ネロ
はいはい、ありがとさん
真木 晶
おかえりなさい、2人とも
リケ
ネロ、今日のご飯はなんですか？
ブラッドリー
肉！
ネロ
肉じゃねぇよ
真木 晶
あはは…
アレイ
まぁまぁ💦
ブラッドリー
よし！アレイ俺様に着いてこい！
アレイ
はーい！ボス
ネロ
？！
ネロ
は？！いや、ちょっ──
リケ
…行ってしまいました
ネロ
アレイを止めねぇと
真木 晶
なんだかんだブラッドリーにも懐いてますね…
オーエン
ブラッドリーが懐いてるの間違いだろ
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