TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

古郡 レアル

「通った道が変わってる」というか

古郡 レアル

道が真っ暗になってる感じだよね

ギジ

嗚呼

ギジ

道は黒い霧に覆われていて
入ったら直ぐに迷ってしまいそうだ

古郡 レアル

……うん

古郡 レアル

でもかといって

古郡 レアル

ずっと前を歩いてゆくわけにもいかなくない?

ギジ

なぜだ?

古郡 レアル

だってこの街だって限りがある!

古郡 レアル

ずっと先に行ったら別の街にいっちゃうよ

ギジ

いや

ギジ

そうならないようになってるはずだ

古郡 レアル

え……どゆこと!?

ギジ

そしたら街から人が出れなくなってるなんてことそもそも起きないだろ

古郡 レアル

……

古郡 レアル

古郡 レアル

確かに!!!

ギジ

だから何かしら対策はウィンタルも練ってるはずだ

ギジ

まずはその罠に2人でかかってみようじゃないか

古郡 レアル

自らかかるってわけね……

古郡 レアル

なんか怖いな……

ギジ

……ほら

ギジ

そう言っているうちに早速「罠」のお出ましだ

古郡 レアル

……!!!?

ギジ

手を握ろう

古郡 レアル

あ……うん!!

パシッ

ヴォオ……

黒い霧に途端2人は覆われた

黒い霧を2人は歩くと 全く違う景色にたどり着いた

ギジ

……なるほど

古郡 レアル

え……ここ何!!!

古郡 レアル

どこ!!!

ギジ

手を握っていなかったらお互い全く違う方に飛ばされていたかもしれないな

ギジ

とりあえず住民に街のことを聞いてみよう

古郡 レアル

……だけど

古郡 レアル

肝心の住民さんもいない……

ギジ

何言ってるいるじゃないか

ギジ

あそこに

古郡 レアル

……?

ギジが指をさしたのは 二階建てのビル

古びた2階の窓から 子供がこちらを覗いていた

古郡 レアル

……

ギジ

……行こう

古郡 レアル

うん

@32 暖房が効いた家

ピンポーン

古郡 レアル

あの……

ピンポーン

古郡 レアル

わたし

ピンポーン

古郡 レアル

ミルクレープ街から来たのですが!!!

ギジ

あんま押すと怖がられるぞ

ピンポーン

古郡 レアル

不審者じゃないから開けて!!!

ギジ

聞いてないな

古郡 レアル

だって寒いんだもん……!!!!

古郡 レアル

窓から見てるあの子たち見たぁ!?

古郡 レアル

1枚しか着てなかったよ……!?!

古郡 レアル

-34℃で

古郡 レアル

1枚しか着てないんだよ!?!?!

ギジ

……うん

ギジ

暖房効いてるんだろうな

古郡 レアル

そんなの早く入らせて欲しいに決まってる

古郡 レアル

だから早く開けろおらああああああああああああああ

ドンドンドンドンドン

ギジ

借金取りすぎるし迷惑なんだよやめろ

少年

あの……

少年

何ですか、、、?

ギジ

……

古郡 レアル

……

扉をそっと開けて 不審そうにこちらを見た少年

古郡 レアル

……

古郡 レアル

……

古郡 レアル

……えっと

古郡 レアル

え……

古郡 レアル

暖かいね!?!!!!

少年

……!?

ギジ

……!?

古郡 レアル

電気がよく通ってるのかな

古郡 レアル

暖房の風が気持ちいい……!

少年

寒い気持ちは分かりますから

少年

どうぞ中に上がってください

古郡 レアル

いいの!?!

古郡 レアル

それじゃお言葉に甘えて!

ギジ

年下相手に遠慮なしかよ

案内されたのは 2階の子供部屋だった

暖房がよく効いた子ども部屋

古郡 レアル

……

古郡 レアル

(子ども部屋、、、)

少年

あ……

少年

丁度お姉ちゃんのスープが出来上がるところです

少年

ここに掛けてお待ちください!

古郡 レアル

……うん

古郡 レアル

ありがとう!

バタン

古郡 レアル

……

ギジ

……

ギジ

子供だけで暮らしてるとはな

赤色と青色のランドセルを見て そう呟いたギジ

古郡 レアル

……

古郡 レアル

うん、ちょっと引っかかるね

ギジ

……

ギジ

自分の部屋に見ず知らずの人を置き去りにするなんて何か突っかかると思わないか?

古郡 レアル

え?

古郡 レアル

まぁ……言われてみれば

ギジ

魂になって見てこようか

ギジ

少し待っててくれ

古郡 レアル

あ……うん

ポンッ

ギジはステッキになった

古郡 レアル

……

古郡 レアル

……

古郡 レアル

……

ポンッ

ギジ

ただいま

古郡 レアル

戻るの早いね

ギジ

下の階だからな

ギジ

それにしてもちょっとヤバいな

古郡 レアル

……え?

ギジ

これから
私たちにもてなそうとしているスープに

ギジ

……彼らは

ギジ

何か粉を入れていたんだ

古郡 レアル

……

古郡 レアル

!!!

凍てつく街のレアル

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

106

コメント

3

ユーザー
ユーザー
ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚