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部屋は、高級ホテルの高層階だった。
叶多
窓一面に夜の海と街の灯り。 音は遠く、静けさだけがきれいに整えられている。
叶多
瑠伽
瑠伽はそう言って、ジャケットを脱いだ。 袖をまくる仕草が、手慣れている。
叶多
叶多
キッチンは、簡易的だけど不足はない。 下ごしらえされた食材を、無駄のない手つきで扱う。
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
テーブルは、2人分だけ整えられる。 白い皿で派手さはない。 しかし、気品があって丁寧だ。
瑠伽
向かい合って座る。 さっきまでの距離より、少し近い。
叶多
叶多
グラスに注がれる口当たりの良い優しいワイン。
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽はその言葉に頷いた。
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽は驚いた後、微笑んだ。
瑠伽
シンクに並ぶ、2人分の皿。 肩がほんの少しだけ近づく。
瑠伽
叶多
この夜が、もう後戻りできない入口だと2人とも、うっすら分かっていた。
食器を片付け終え、瑠伽は静かにケースを開けた。
叶多
瑠伽
窓際。 カーテンは半分だけ開いている。
叶多
叶多
ヴァイオリンを肩に乗せる。 顎を置くその仕草がさっきまでの料理人とは別の顔になる。
叶多
ゴクッ..
弓が、弦に触れる。 最初の音は、ほとんど息だった。 細く、慎重で、この部屋の静けさを試すみたいに。
瑠伽
瑠伽
2音目で、空気が変わる。 壁が、天井が、音を受け取って少し遅れて返してくる。
🎻*¨*•.¸¸♪
叶多
叶多
叶多
🎻*¨*•.¸¸♪
瑠伽
瑠伽は約2分間の短い曲を引き終える。
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
止めたかったわけじゃない。 でも、こうなると分かっていて弾いた理由が、胸に刺さる。
叶多
瑠伽はヴァイオリンをケースにしまう。
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
この夜、瑠伽は音を選んだことで。 2人は、同じ場所に行くしかなくなった。
叶多
叶多は、鍵を取り出しながら言う。
叶多
叶多
瑠伽
古いアパート。 階段を上る音が、やけに響く。 2階。 1番端の部屋が叶多の家だった。
ガチャ..
叶多
灯りをつける前の、薄暗さ。生活の匂い。 誰かの“日常”が、そのまま置かれている空間。
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
灯りをつけ叶多の生活が明るみになる。 ワンルームの整った部屋だが寝るだけの部屋とも伝わるくらい物がなかった。
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
2人の視線が、絡む。 譲れない。 でも、争いたくない。 結局..
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽は少ない荷物とヴァイオリンケースを床に置くと、浴室に向かった。
🎻*¨*•.¸¸♪
叶多
叶多
自分の部屋に、 ヴァイオリンを抱えた男がいる夜。
瑠伽
瑠伽はシャワーから戻ってくると叶多と入れ替わる。
叶多
瑠伽
🛏ギシ..
瑠伽はベッドに腰を下ろす。
瑠伽
瑠伽
瑠伽
床に置いたはずのヴァイオリンがソファに置かれていた。
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
ややしばらくしてほとんど乾いた髪を、タオルで雑に拭きながら叶多は戻ってくる。 部屋着は、少し大きめで、首元が緩い。
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多は電気を落とすと暗闇の中でベッドが軋む。
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
2人は少しアルコールが入ってるのもあって自然と眠りにつけた。
朝の光が、カーテンの隙間から滲んでいた。
瑠伽
瑠伽は先に目を覚ます。
瑠伽
すぐに状況を理解して、それから理解を拒んだ。 腕の中に、重さがあって温度がある。 紛れもなく叶多だった。
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
黙って出て行くべきだ
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
その想像だけが、胸の奥へはっきりとした違和感を残した。
叶多
瑠伽
瑠伽
その時、腕の中で、わずかな動き。 叶多が、眉を寄せる。
叶多
小さく、息を吐く音。 それから、ゆっくりと目が開く。
叶多
瑠伽
状況を理解して、 叶多の顔が、わずかに熱を帯びる。
叶多
瑠伽は、動けないまま。 行くはずだった.. 消えるはずだった..
瑠伽
この腕の中にいる限り、それが選べなくなっている。
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
ぎゅ..
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
朝食は、駅から歩いて少し離れた小さな店だった。
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
2人は平穏な朝食を摂ることになる。
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
話題は、とても些細だ。 コーヒーの苦さの好みとか、朝が得意かどうかとか。 音楽の話はない。 不思議と苦手な空白が怖くない。 それが、もう特別だった。
瑠伽
叶多
人のいない広い公園。 2人きりで会話するのに十分すぎる場所だった。
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
パチッ🤝
瑠伽
叶多
瑠伽の手は大きく叶多の手をしっかり掴んで離さなかった。
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
時々散歩する人が前から来ると叶多は瑠伽の手を無意識に剥がそうとしたが、瑠伽が引かず握った手をさらにギュッと強く握りなおした。
瑠伽
叶多
手を繋ぎながら途中で瑠伽は使い捨てのスマホで何かをしてレンタカーを手に入れた。それに乗って叶多の家に寄った。
叶多
瑠伽
車から降りて瑠伽は人目も気にせず叶多の手を引き玄関の前に立つ。
瑠伽
叶多
ガチャ
瑠伽は手を解いて中に入って荷物とヴァイオリンケースを持ち玄関に立つ。
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
叶多
叶多
瑠伽
叶多が離れると1晩いた部屋を見渡す。
瑠伽
バタンッ スー.. キュッ
叶多の支度の音さえも瑠伽にとっては心地の良い音だった。
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
エンジンが掛かる。 瑠伽はナビにも触れず走り出した。
叶多
街を抜けるまでの道。信号の多い通り。 この街で瑠伽は確かに存在して、彼の存在を放っておいてくれなかった。 ラジオは、つけない。 代わりに、ゴォーーーっとタイヤが路面を撫でる音だけがある。 助手席で、叶多は膝の上に手を置く。
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
時間はブランチタイムで、人も少なく足湯カフェのある道の駅に車を停める。
瑠伽
叶多
瑠伽
車を降りてそのカフェで瑠伽が慣れたように食事を買い、外のテーブルのある足湯に叶多を連れて行く。
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
叶多は初めて見る広々とした足湯に軽食も同時に摂れる、癒やしとお洒落を兼ね備えたカフェのスタイルに動きが止まってしまった。
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
少し残念そうにタオルを見せて冷ややかな表情の叶多を安心させる。
ちゃぷん..
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
景色を楽しみながら柚子ほのかに香る足湯。 隣には世界的にも有名な演奏者。叶多はその特別に浸っていた。
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽は叶多の温まった足から水分を優しく丁寧にタオルで吸い取っていく。
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽は再び車を走らせた。
道中ちょっとした食べ物、飲み物を買ってコテージの横に車を停めてエンジンを止める。
瑠伽
叶多
瑠伽
荷物とヴァイオリンを車からコテージ内に移す。
叶多
瑠伽
叶多
中に入ると木の匂いが2人を招き入れた。
叶多
瑠伽
暖炉に火を着け木の水分が弾ける音が心地良い。
瑠伽
叶多
瑠伽
暖炉によって暖まった室内にコーヒーの匂いが充満する。
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽はコーヒーの入ったカップを置いて、ヴァイオリンケースに手をかける。
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
🎻*¨*•.¸¸♪
叶多
叶多
🎻*¨*•.¸¸♪
瑠伽
叶多
叶多
叶多
叶多
叶多
🎻*¨*•.¸¸♪
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
🎻*¨*•.¸¸♪
叶多
瑠伽
叶多
🎻*¨*•.¸¸♪
叶多
叶多
約7分の演奏を終えて瑠伽の額から一筋の汗が落ちる。
瑠伽
叶多
パチパチパチパチ👏
叶多
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽はヴァイオリンをケースにしまうと着ているシャツで汗を拭う。
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽は叶多の手の上にそっと手を乗せる。
瑠伽
ドクン.. ドクン..
叶多
瑠伽は手を離して距離を保つ。
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
夜食もシャワーも済ませ朝を迎える準備をする。
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
叶多
叶多
叶多
叶多
サァアッ🍃
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
ゴソゴソと隣のベッドから瑠伽のベッドに入る。その音が妙に大きく聞こえた。
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
きゅ..
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
ゴンッ💥
瑠伽
瑠伽の胸の中にいた叶多がその一言でおもっきし頭をあげて瑠伽の顎を叶多の頭で強打した。
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
瑠伽
瑠伽
叶多
叶多
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
瑠伽
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
ちゅ
瑠伽
叶多
瑠伽
叶多
叶多
瑠伽
叶多