注意
暴力表現あり
番外編です
俺は、女手1つで育った普通の 人間。
俺が物心ついた時から、父は居らず、 母だけが俺の唯一の家族だった。
幼稚園、小学校、中学校にも 行かせてくれて、
美味しいご飯も食べさせてくれた。
……だけど、高校生になってからは 母はよく家を空けた。
Tatuya
Tatuya
Tatuya
だから俺は1人で生活していた。
Tatuya
そんな時、1つのメモがある事に 気が付いた。
それは紛れもなく母の字だった。
「〇月〇日に帰ります。」
Tatuya
Tatuya
Tatuya
Tatuya
俺は心から嬉しかった。
だからその日は、いつもより 気分が上がっていたのだ。
Tatuya
Hikaru
Tatuya
この背が高くて如何にも漢!って感じの この人は俺の友達の「照」。
高校生になって、初めて出来た 友達だった。
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
俺が事実を話すと、照は目を丸くして 俺を見た。
Hikaru
Tatuya
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
照の口は開いたまま塞がる事は 無かった。
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Hikaru
Hikaru
Tatuya
Hikaru
そう言いながらスマホを取り出し、 ポチポチと何かを打っている。
Tatuya
俺は訳が分からず混乱していると。
Hikaru
Tatuya
と、強制的に今日は照の家に泊まる 事となった。
Tatuya
初めて照の家に来た。
中は綺麗で、リビングへ入ると 照のお母さんが出迎えてくれた。
Hikaru 母
Tatuya
Hikaru 母
Tatuya
Hikaru
Hikaru 母
Hikaru
Tatuya
友達の家なんか来るのは久々で、 何故か緊張してしまう。
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Hikaru
Tatuya
そして、母さんが帰ってくる日 になった。
時刻は午後13時頃、玄関の扉が開く 音がする。
Tatuya
Tatuya
Tatuya 母
Tatuya
「どこ行ってたのか聞きなよ。」
Tatuya
Tatuya 母
Tatuya
Tatuya 母
Tatuya
Tatuya
Tatuya 母
それからずっと母さんは家に居た。
だけど、母さんは。
バチンッ!!
Tatuya
Tatuya 母
Tatuya 母
Tatuya 母
Tatuya
Tatuya
俺の為だ、って言って、毎日 俺を殴ったり蹴ったりしていた。
俺はそれが当たり前なんだって 思ったから、受け入れた。
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Tatuya
Hikaru
Tatuya
Tatuya
Hikaru
実は母さんに「長袖を着ろ」と 言われていた。
だけど、それを周りには言うなって 言われたから俺は嘘をつき続けた。
そしてあの日、俺は照を助けて 海に溺れた。
気が付けば、俺は知らない所に居て、 知らない人に拾われた。
「だ、大丈夫か君!?」
Tatuya
Tatuya
「とりあえず、家に来なさい。そんな怪我だらけで帰せない。」
Tatuya
俺を保護してくれた人はマフィアの 人間で、突然入った俺を周りの人は よくしてくれた。
……そして。
???
Tatuya
???
Tatuya
Tatuya
俺は、1番若い者としてボスとなった。
育ててくれたこの人を離れ、 俺は1人で。
Tatuya
そんな事を、心に願って。
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