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主
金豚きょー
目を覚ますと俺は何故か 口をガムテープで塞がれて 両手両足がロープで縛られ まったく身動きが出来ない 状態になっていた
あたりを見渡す
どうやら俺は壁に 寄りかかって気絶 したらしく、起きる 必要は無かった
でも
まだ目を覚まさない 赤色の彼は思い切り 床に倒れていて、俺と 同じくらい縛られていた
金豚きょー
出来るだけ小さな声で
でも、ちゃんと 聞こえるように 彼の名前を言おうと した
でも、やはり声が 出るわけがなくて 呻き声が出る ばかりだった
俺らを拘束したのは 誰だ……?
もう一度あたりを見渡す
黄色と青色の彼がいない
あの二人が……?
コツコツ
廊下を歩く音が聞こえる
俺は咄嗟に目をつぶり 様子を伺うことにした
カチャン
ドアが開く
薄目で見てみると 黄色のパーカーをきた 彼が見えた
赤色の彼を力いっぱいで 引きずってドアの向こうへ 行こうとする
そんな彼がちらりと こっちを見る
はっ、と思い目を 閉じた
引きずる音と歩く音が 不協和音を奏でながら ドアの向こうへ消えた
ゆっくりと目を開ける
金豚きょー
そこにはにっこりと 微笑んだ整った彼の顔が あった
ぺいんと
金豚きょー
俺はギラりと彼を 睨む
ぺいんと
ぺいんと
違和感を覚えた
なんか____みたいな 喋り方……でも そんなはずは……
その瞬間彼が持っていた バットで思いっきり頭を殴られた
ぺいんと
金豚きょー
殴られたせいか 視界が紅い
殴られた衝動で頭から ドロドロと血が出ていた
手足は自由になっていて 声も出せるようになっていた
縄のあとがついた痛々しい 手首を擦りながら赤と青の 2人を探す
金豚きょー
どこか分からない場所を
叫びながら
彼に見つかる危険なんて 考えずに
金豚きょー
明るくなっている
何かの影が見える
金豚きょー
金豚きょー
コツコツと歩く音
コツコツコツ……
音は俺の背後で 止まった
ぺいんと
赤色の彼に駆け寄って 抱き起こして 絶望していたら
鮮やかな黄色の 彼が
黒色に染まる音がした
主
主
主
主