数分前
ウミがボロボロの体を引きずりながら歩いている。
ウルフ
ウルフに捕まってしまう。
ウミ
ウルフ
こん中にでも入ってろ!
ウミを袋に詰める。
ウルフ
ウルフがニタッと笑い、企む。
そして塔に戻り海楼石で作られた手錠、拷問用具を持ち屋上へ向かう。
それから下で戦っていたウェアや、幹部達も屋上へ上がってくる。
ウルフはウミを縛り付ける。
ウルフが企んでいたのは公開拷問だった。
『!!!!』
ウミ
助けに来るな!ルフィには海賊王になるって夢がある!
皆にも夢があるだろ!
余計なことするなよ!
ウミが大声で言う。
ナミ
仲間を、家族を見捨てて夢を叶えようとする奴なんて私達の船に居ないわ!
ロビン
私達は貴女を見捨ててまで夢を叶えるつもりは無いわ。
ウミ
ウミはその言葉を聞き、涙を流しながら言う。
ウミ
割り切れなくなっちゃうじゃんッ…!
サンジ
俺たちは家族なんだ。
フランキー
ブルック
それまでバラバラだった皆が集まってくる。
ウミ
涙を流しながら、やっと"助けて"と言えた。
だが、
ウルフ
プッ!馬鹿だなぁお前ら!
コイツを生きて返すと思ってんのかよ!
ウルフはそういうとウミに鞭打ちをする。
ウミ
『!!!やめろ!!!』
それからウミは幹部やウェア、ウルフに嬲られる。
ルフィ達も止めようと下が山賊の下っ端どもが邪魔をした。
そして、ウルフはウミを塔の上から投げ落とす。
『!!!ウミ!!!』
皆が驚き叫ぶ。
ウルフは落ちていくウミにトドメを刺そうと飛び降りなが攻撃しようとする。
だがサボとキッドがウルフをとめる。
キッド
サボ
火拳!!!
2人がウルフに攻撃する。
スモーカーが落ちている途中のウミの所まで飛び、受け止める。
他のメンバーは上に居た幹部やウェアと戦い、ドラゴン達は下に居る下っ端達を片ずける。
それからウミを救い出す事に成功したがウミは拷問を受け続けていた為、弱々しくなっている。
もちろん皆ウルフに激怒したが、その中でも1番激怒したのはサボだ。
サボは我を忘れウルフを殺す勢いで攻撃している。
ウルフが血を吐こうが、骨が折れようがサボが止まることはない。
さすがにやばいと感じ、コアラや皆んながサボを止めるため、声をかけている。
だがサボにはその声は届いていない。
ウミもこれ以上見ていられず、弱々しい力と声でサボを止める。
ウミ
だから…もう、やめて……
サボの頭の中でエースも話しかけた。
エース
ウミが…俺たちの大事な妹がこんな風にされたんだ。
俺だって我慢ならねぇ。
でも暴れすぎだ、ウミやルフィを…皆を巻き込んじまう。
抑えろ。
サボは2人の声で我に戻る。
ウミはサボを止めた後、気絶する。
サボはそんなウミを抱きとめる。
サボ
大丈夫だからな…
サボは気絶したウミをギュッと抱きしめる。
ロー
キッド
スモーカー
3人はこんな時にすることでは無いと分かっていながらもサボに嫉妬をしていた。
チョッパー
チョッパーの言葉の後、スモーカーが口を開く。
スモーカー
ソイツの治療はてめぇらに任せる。
チョッパー
トラ男、手伝ってくれ!
ロー
それから塔の中でウミの治療に取り掛かる。
そこでチョッパーはウミの背中にあるものを見つけた。
チョッパー
背中にデケェ傷が…!
マリンフォードで出来たウミの傷だ。
ロー
チョッパー
チョッパーの声で皆が部屋に入り、ウミの傷を見る。
『!!!』
ロビン
その傷は誰が見ても痛々しいくらい、大きく酷い傷だった。
ルフィ
アイツらの仕業かよ!
ルフィが背中の傷をウルフの仕業だと推測したその時、
???
ルフィはその声を聞いた瞬間、誰の声かすぐにわかった。
ルフィ
赤髪海賊団の船医、"ホンゴウ"だ
ホンゴウ
それからホンゴウは傷がいつ出来たのか、 なぜ傷を負ったのか全てを話す。
『!!!』
皆は先にサニー号へ戻る。
ウミは夢の中に居る。
その夢はウミの幼い日々の出来事だ。
フーシャ
7歳のルフィはフーシャ村を駆け回っていた。
そして港に着くと見た事の無い大きな海賊船が停まっている。
ルフィ
???
その船にはルフィより少しお姉さんな、少女が乗っていた。
ルフィ
???
???
この村には手強そうな保安官が居るんだな。
止めに入ったのは赤髪で左目に傷のある男だった。
ルフィ
ルフィはその雰囲気を不思議に感じている。
???
この船の船長をしている。
その男は"シャンクス"と名乗った。
???
何勝手に名乗ってんの!?
シャンクス
シャンクスは少女を"ウタ"と呼ぶ。
ウタ
ウタは不貞腐れたようにそっぽを向いた。
シャンクス
この村を案内しちゃァくれねぇか?
ルフィ
ルフィが大声で断る。
シャンクス
ルフィ
ウタ
あんたさっきから"嫌だ嫌だ"ってうるさい!
ウタが船を降りる。
ウタがルフィを引っ張り歩いていく。
シャンクス
シャンクス達はその後をついて行く。
その頃ウミはPARTYS BARに来ていた。
モブ
マキノ
酔ってます?
モブ
マキノ
ウミは5歳の小さな体で一生懸命、酒を運んでくる。
マキノ
マキノが心配し、一緒に運ぶ。
ウミ
モブ
そんなウミちゃんに飴ちゃんあげようね。
ウミ
モブ
マキノ
村長
モブ
大丈夫よ、ねぇウミちゃん。
おばちゃんがクッキーあげるよ。
マキノ
ウミ
ウミがキュルンとする。
マキノ
ちゃんとお礼言うのよ?
ウミ
ウミはパァーと笑顔になり受け取る。
すると外から聞きなれた声が聞こえる。
ルフィ
ルフィだ。
ウミはルフィの声が聞こえ、外へ出る。
ウミ
ウタ
外へ出ると知らない男達が沢山居て驚いたのか中へ戻り、マキノの後ろへ隠れる。
マキノ
キィ〜と扉が開かれ、シャンクス達が入ってくる。
シャンクス
酒を人数分頼むッ
シャンクスがマキノに頼む。
ルフィ
ウタ
ウミがひょこっとこっそり覗くように顔を出す。
マキノ
あの、その子が何か悪いことでも?
マキノが怯えながらシャンクス達に尋ねる。
シャンクス
別に悪いことなんかされちゃいねぇし、してねぇさ。
ただこの島に着いたら、頼もしい保安官さんが居てなぁ。
村を案内して貰おうと思ったんだ。
マキノ
シャンクス
少しの間だけこの村に拠点として滞在させて貰いたいんだ。いいかな?
村長
シャンクス
これからよろしく頼む!
ウタ
ウタがマキノの後ろに隠れているウミを除き込む。
ウミは人見知りが発動したのか、ビクッとなり顔をマキノで隠す。
ウタ
私はウタ!あの人達の船で音楽家をしてるんだ!あなたは?
ウミは小さく顔を出す。
ウミ
ウタ
ウミ
ウタ
エヘヘなんか嬉しいなぁ〜
ウミ
ウタ
ウタがウミに抱きつく。
ウミ
ウタ
あぁ、あのうるさいの?
ウミがキョトンとする。
するとシャンクスと目が合い、また隠れる。
シャンクス
部下
クルー達が笑う。
シャンクス
シャンクスはウミの前でしゃがみ、ウミに話しかける。
シャンクス
赤髪海賊団って海賊の船長でな。
これからよろしくな!
ウミ
シャンクス
シャンクスがニカッと笑う。
ウミ
ルフィ
ウミ
ルフィ
シャンクス
シャンクスが笑いながら言う。
ルフィ
ルフィは走って外へ飛び出して行く。
ウミ
シャンクス
初めて来た知らねぇやつだし、しかも海賊だ。
そりゃ警戒もするよな、仲良くしてぇんだけどなぁ。
ウミ
シャンクス
俺はなアイツを見た瞬間、気に入っちまったんだ。
シャンクスが満面の笑みで笑う。
ウミ
シャンクス
そうか、そうだな!
野郎共〜飲むぞ!!
『おー!!』






