楽しかった時間も終わり帰り道に差し掛かる 2人は近くの公園によりブランコに乗りながら話す
黒尾
研磨
スマホを弄りながら無関心のように答えるが内心はドキドキしている
黒尾
研磨
黒尾
黒尾
今まで全く話した事のなかったその手の話題に研磨は焦る
研磨
嘘と言わんばかりに苦い表情を見せながら答えた
黒尾
研磨
黒尾
黒尾
黒尾
黒尾の顔から笑顔が消えて真剣な表情になる
研磨は喪失感のような感覚にに襲われた 「ああいるんだ。やっぱクロモテるし、彼女出来たって報告かな」
やだやだやだやだやだやだ 聞きたくない聞きたくない 少しの耳鳴りと共にその言葉が頭の中をぐるぐると回りおもわず目をぎゅっとつぶり眉間にシワを寄せる
普段の冷静さが欠ける感覚がする
気づくと目からはぽろぽろと涙がこぼれていた そんな姿を見て黒尾はぎょっとし狼狽える
黒尾
研磨
涙を必死に拭おうとするがとまらない
黒尾
慌てた様子の黒尾が漕いでいたブランコから飛び降り、隣に座っていた研磨の前にくる
研磨
きゅーとなる胸を抑えながらやっとのことで言葉を放つ
ぎゅ
次の瞬間いつの間にか研磨は黒尾の腕の中にいた
黒尾
抱きしめられながら黒尾の優しい言葉が胸に刺さる 涙はさらに溢れてくる
研磨
ぐすぐすと鼻を鳴らしながらそう言った 自分がおかしくなっていることは研磨本人も気づいていたが止められない 表情は変わってないが言葉と涙がどんどん溢れてくる
研磨
研磨
研磨
黒尾
あまりにも普段とは違う研磨に黒尾はテンパっている
研磨
黒尾
涙は急に引っ込み、ばっと顔を上げ立ち上がる
研磨
研磨
黒尾
黒尾
黒尾は研磨を悪戯そうな目で見つめながら聞くも研磨は目をそらす
研磨は自分がどれだけ必死だったか思い出して今にも逃げ出したかった
何かを必死に伝えようとしてるのか研磨の口はもごもごしている
黒尾はさらに聞きかえす 研磨はついに逃げ出した
明かりは街灯だけで薄暗い そんな中でも一際目立つ程研磨の顔は真っ赤だった
気づくと研磨はもう見えなくなっていた
真っ赤になっていた研磨を見て黒尾も自然に赤くなる
黒尾
頭をかきながらそう言った
コメント
2件
え、すき
最高だよ☆神様飛羽様仏様