コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
鮮烈な紫色が舞った。
漆黒の羽根を大きく広げ、大きな口で、牙のある口で、大胆不敵な笑みを浮かべた『悪魔』がそこにいた。
流気
そこには悪魔がいた
悪魔召喚が成功してしまったのだ。
西城博文
円陣を前に腰を抜かす、悪魔を召喚した西城を一瞥をすると、 流気は円陣の中心に立つ悪魔に目を向けた。
人を惑わすものは美しい姿をしていると言われるが、流気がこれまで会ってきた悪魔は人を脅かすような風貌をしているものが多かった。
しかし、今目の前にいる悪魔はその威圧感のある大きな体躯を除けば、人に紛うような、しかし人とはかけ離れた美しい風貌をもつ悪魔だった。
??
辺りを見渡す悪魔。
きょろりきょろりと見渡して、少し考えるような素振りを見せると
??
ガッツポーズをして喜んだ後、 流気の方に振り向く悪魔。
??
流気
??
流気
テンションを上げる悪魔を横目に、流気は刀をスラリと抜いた。
それに続いてうしろの二人も銃を構える。
??
流気
西城博文
後ろで呆けていた西城が口を挟んできた。
西城博文
??
西城博文
??
西城博文
流気が睨むと、 西城はグッと言葉を詰まらせた。
流気
流気
??
流気
??
流気
??
悪魔は得意そうに口角を上げた。
悪魔の怪しげな笑みに、場に緊張が走る。
??
流気
??
流気
??
にわかに信じがたいという顔で流気は悪魔を見た。
楽しそうに胡散臭い笑みを浮かべている。
流気
??
流気
??
??
と、悪魔は何かを思いついたように「そうだ」と手を叩いた。
??
流気
??
流気
??
??
悪魔はそう言って、円陣から出ると流気の前へ立ち、彼女に手を伸ばした。
流気
西
土方
部下の言う通り、悪魔の言うことを完全に信じている流気ではなかった。
悪魔の握手に応じるも、しかし、反対の手では刀を握っていた。
デルキラ
流気
デルキラ