『 今、幸せですか？ 』

理解が追いつかなかった

理解したくなかった

私はその後、彼らに話しかけ

いろいろ話をした。

私の前世のこと

今のこと

だけど、

彼らの、デビルスパレスの主だとは言えなかった

その後、彼らも私に自分の前世のことを話してくれた

前世を持つもの同士、私は彼らと友達になった

それが私は嬉しかった。

気づけば、私達は毎日のように屋上で遊ぶ仲になっていた

時には前世の話題をだして思い出させようともした

だけど、全部失敗に終わった

もう、無理なんだな、

そう思った頃にある噂が流れてきた

その噂は○○にとって最悪の知らせだった

昔、同じことを言われたのを覚えている

ただ、言葉が一緒だっただけだ。

記憶を失った彼らは

悪魔執事のみんなじゃない。

私と過ごした記憶も、

日々も

嬉しみの

悲しみも

楽しみも

別れだって

していない。

していないんだよ。

だから昔の彼らを

悪魔執事を思い出すな、

今は、ただの友達だ。ただの。ただの友達なんだよ

ただの友達なんだよ、

だから

だから

泣きやめよ！

私は正直、彼らと出会って私の記憶だけを忘れていたことに少し、いや結構腹を立てていた。

だって絶対幸せにしますって

私が支えますって

味方ですからねって言っておいて

私だけの記憶がないなんて腹を立てないわけないでしょう、？

、、でも、彼らと友達になっていくと、昔の彼らと喋っているみたいで

少しだけ、ほんの少しだけ

楽しかったんだよ