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卒業式
それは…
『人が1歩成長するお祝いの日』 だったり
嬉しかったり悲しかったり
愛でたい日…。
ハルト
えっと…用って…
リナ
あっうん…急に…
リナ
呼び出してごめんね…！w
ハルト
ん、あ、いや、全然…？
リナ
そ、そそ、それでね……！
好きな人とこんな近くで話してるんだ…と緊張してしまい 喉が突っかえて上手く言葉を口から出せなくなる。
あーもう！教室で2人っきりとかやばい！！
でも…今日まで秘めてきた想い…
この人に伝えなきゃ…！
リナ
(振られたっていい…)
ハルトくんは元カノが５人以上いるらしい
今は誰とも付き合ってないみたいだから 、告白のチャンスだと想い
今、この状況に至る……。
リナ
あのね……っっ！
ハルト
…！
ハルト
うん
リナ
私…
リナ
言わなきゃ…
リナ
私…ずっと……っ
前には進めない
リナ
ハルト君が………
リナ
好き……っでした…っっ！！
ハルト
ハルト
ごめん
ハルト
リナちゃん
『君の気持ちには応えられない』
リナ
……っ
その言葉は胸に突き刺さるかのように 心臓を抉られるかのように…。
私の脳にその言葉が何度も響き
思ったよりショックだった
でも此処で私が泣いては駄目だ
振られるなんて
最初から分かり切っていた事だから
リナ
…だ、だよね～w
私はそう言って作り笑いをした
ハルト
ほんと、ごめんね
リナ
ううんwいいの！
リナ
気にしないで…w
リナ
聞いてくれてありがとね……！
ハルト
うんw
ハルト
じゃあ
ハルト
また、いつか
ハルト
同窓会で
リナ
うん…！
リナ
元気でね…
リナ
はぁ……っ
やっぱり……
凄く…辛いな
リナ
振られるって…
リナ
知ってたよ
リナ
分かってたよ…
リナ
でも…
リナ
なんでこんなにも…w
苦しい
悲しい
泣き崩れてしまいそうなぐらい
辛い
リナ
でも……
リナ
私の気持ち…
リナ
好きって気持ち…
リナ
伝えられたのは良かったな……w
リナ
リナ
はは……
やっぱり泣いちゃうよ…
恋愛って
失恋って
こんなにも
悲しく苦しいものなんだ…
リナ
帰ろ…
リナ
はぁ……
リナ
…きゃ
リナ
リナ
ん？
何か葉っぱの様なものが頬に降ってきたと思ったら
リナ
桜…？
桜…白とピンク色を合わせた様な
薄ピンクの桜 濃いピンクの桜
どれも桜は綺麗で素敵
リナ
こんなところにあったんだ…
大きな桜の木があることに気付く
リナ
こんなの…建前に過ぎないけど……
桜を見ながら誓った
リナ
私もいつか…
リナ
素敵な大人になって
リナ
素敵な人と結ばれて
リナ
素敵な人生を歩めたらいいな……っ
そう…
リナ
いや、必ず
リナ
なってみせるよ…っ！
この桜のように…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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