午前4時。
朝と夜が混じったような空を眺める
あいつが買い残した、コーヒーを飲んだ。
まふまふ
『砂糖は二つ!』
まふまふ
『これ、絶対!』
なんて言うから、癖で入れた
けど。
そらる
ちょっと、甘いかなぁ…
プルルルルルル…
そらる
はい。
天月
《あ、そらるさん?》
そらる
うん。どうした?
天月
《今日、コラボ曲の録音ですよ》
そらる
…あ、そうか‥
天月
《…どうしました?》
そらる
いや、別に
天月
《じゃあ、今日の9時に》
ツー、ツー
そらる
今、何時だ…?
午前5時
そらる
…朝食でも作るか…
あくびをしながら、キッチンへ向かった
そらる
(パンでいいや)
冷蔵庫にあった、ジャムを取った。
そらる
あ、これってまふが買ってきたやつだ…
まふまふ
『そらるさん!』
まふまふ
『このジャム、期間限定なんですよー!』
そらる
『はは。まふ、期間限定って言葉、好きだな。』
まふまふ
『べ、別に!いいじゃないですか!!』
そらる
あのときのまふの笑顔、最高だったっけ…
そんなことを思いながら、椅子に座った。
そらる
まふは今、何してるのかなぁ…
そらる
……笑って、るかな
なぜか、目頭が熱くなった。
まふまふ
そらるさんなんか、もういいです!
そらる
まふまふだって、やたらと文句つけるじゃん!
まふまふ
そらるさんなんか、大っ嫌い!
その言葉と同時に、まふは家を出ていった。
少し目に涙が溜まっていたのを、俺は見ないふりをした。
そらる
(まふを泣かせたのは、)
そらる
(俺だ。)
それなら
まふを泣かせる俺なんて
そらる
忘れてくれて…いいよ
いつの間にか、涙が止まらなくなっていた
そらる
(こんなところ見られたら…)
そらる
笑われちゃうかなぁ
こんにちは、柚希です!
天月さんの、「僕のことなら忘れてくれていいよ」という曲を使わせていただきました。
物語は、初投稿なので、駄文かもしれない…
大目にみていただけたら、嬉しいです!
では!