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俺は、ほとけっちに、 まろから何か聞いてないか。

聞き込みすることにした。

 

ほとけっちー!

 

んー?なにぃ―?

 

いふくんの、好きな人、知ってる?

 

ほぇ?

ほとけっちに、話してないかなぁ...

なんか、よく見るんだけど...

イケメン系ヒロインこそっ!

「自分で、解決してやる!」的な...?

 

いやっ...えと...(汗汗

てかっ...どうしよう...!

「何で?」 って言われるよね...

どう言い訳しよう...

そのまま伝えちゃったら、ダメだよね...

そりゃそうだよね...

どしよっ...

この際、伝えちゃっても...いいかな。

本当にっ...やばい、やばぁーい...

 

ふふっ...何でなんて聞かないから。
安心してよw

 

んぇ...?

あの、ほとけっちが...!

兄バカの、ほとけっちがっ...!

俺のことを、 考えてくれてたなんてっ...!

もしかしてっ... 俺の心読んだの...?

 

ほとけっち...ありがと。

 

だいたい、わかっちゃうんだけど。
ないちゃんのためでしょ?

 

あはっ...w

 

安心してねっ...
誰にも言わないからw(耳元)

 

...っうん!

耳元で言われて、ちょっと、 ビビったけど、 ほとけっち、優しいなぁ。

 

...ねぇ、今日。
一緒に、公園いかなぁーい?遊ばない?

 

いいのっ...?

 

全然、いいよ!

ほとけっちと公園行くとか、 久しぶりな気がする。

 

じゃあ、行こっか!

 

うふふっw、楽しみー!

本当に、久しぶりだなぁー。

最近、テストとか、 理科とかっ...頭使ってたし。

楽しみだなぁ。

 

あっ、りうちゃーん!

 

ほとけっちー!!

家に帰って、 バッグだけ持って。

中には、財布と、 リップと、鍵だけ。

こんな軽いバッグも久しぶり!

今から、遊べるんだって思うと、 とーっても、楽しみ!

ないくんが混乱しないように、 家に、置き手紙したし。

       『ないくんへ            ほとけっちと、公園に行きます。             暗くなるまでには帰るから。                        りうらより』

...ってね。

 

...何する―?

 

んー...何も考えてないわw

 

あっ、宿題、した?

 

うん、ばっちり!

 

りうらも、終わらせてきたよーw

 

どぉーしよ。

 

んー?

 

何しよう...って。

 

そこまで子供じゃないけど、
滑り台でも、してみる?

 

ふふっw、いいじゃん。

二人で、 滑り台まで、走っていった。

そして、階段を上った。

すごく、久しぶりの感覚に、 少しうれしくなってしまった。

 

うわぁぁぁぁ!

 

...w

幼稚園児とかみたいに、 手を挙げて、 落ちていった。

 

ほとけっちー!楽しいよーw

 

僕も、やっていー?w

 

いいよぉーwりうら、見てる。

 

...っし!うぉぉぉおぉぉおおお!

 

声w、ヤバすぎw

お互いに、滑り台をしまくった。 飽きるまで。

全てを、忘れたように。

凄く、楽しかった。

時間も、

ないくんとのことも、

勉強のことも、

ほとけっちのことも。

何一つとして、 遠慮なんてしないで。

ただ、ただ、 滑り続けた。

時々、叫び声を変えたりして。

色々なことを忘れて、 今、その時を楽しみ続けた。

 

うわぁ...もう夕方だねぇーw

 

ねぇーw楽しかった。

 

ちょっと、ブランコ、乗らない?

 

いーよw

 

立つか、座るか。どっち?

 

んー...立とっか。

 

わかった。

俺たちは、 ブランコの上に、立った。

数秒間くらい、 静かな時が流れた。

 

うふっw

 

ふふっw

お互いに笑い合う時間だけが過ぎていった。

でも、楽しかった。

 

ねぇ、今朝の事。
好きな人の事、聞いてもいい?

 

いいよ...?

さっきまで、幼稚園児かのように、 はしゃぎまくったせいで、 思考が低くなっていることに気づいた。

 

何でも、かかってこい!

口は、歯止めが利かなかった。

 

えぇー、じゃあさ、
ないちゃんの事、一から話してもらってもいい?

 

本当に...?
あとでいふくんに怒られても、知らないからねー?

 

いいよ、誰にも言わないもんw

 

...えっと、、、~~

ないくんから聞いたこと、 話していたこと。

全てを口から吐き出す。

「言わないで」とは言ってなかったはず。

「悪い」なんて、 心の底から思っていなかった。

幼稚園児並みの俺の今の頭には、 そこまで回らなかった。

自分の口から、全てを吐き出す。

ストレスの原因でもあったから。

一切の遠慮もできなかった。

口が、止まらなかった。

 

...って感じ。

悪いなんて、 思わなかった。

でも...

話し終わってから、 とても後悔した。

ほとけっちは、これを狙って、 今日、俺を誘ったのか。

それとも、偶然か。

そして、なぜ、 全て吐いてしまったのだろうか。

 

そっか...そんなことがあったんだね。

 

...絶対に、言わないでよ?

 

もちろん。

俺は、

ほとけっちを信じるよ。

 

りうちゃんは、実際、どう思ってる?

 

はっきり言っていい?

 

うん、聞きたい。

 

...寂しい。

 

...んぇ?

 

寂しくて、辛い。

 

...。

 

何でかは、わからないよ。
でも...辛い。

 

...どんな感じに?

 

ないくんともう、あんなにくっつけれないんだっ...とか。
ないくんと、一緒に入れないかもって。

 

それって...もしかしてだよ?

 

うん...

 

ないくんのこと、りうちゃん、好きなんじゃないの?

...へ?

 

りっ、りうらがないくんを?

 

わかんないけどね。

 

でも...ないくんの事、好きじゃないと思う。

 

...へ?兄バカじゃん。

 

いやっ...お兄ちゃんとしては、大好きだけど。
恋愛としては、見てないよw

 

何で、そう思うの?

 

昨日ね、りうら気になって、ネットで調べたの。

 

何て?

 

お父さんのとこのパソコン、勝手に借りちゃったんだけどね。

 

「恋 とは」って。

 

なんて書いてあったの?

 

相手の事を、四六時中考えたり、
その人の事を考えると、顔が真っ赤になったり...

 

うん、うん...

 

あとはー...無意識に見ちゃう人?
その人といると、あったかくなるとか。

※私の偏見的なものです。    信じすぎないでくださいね。

 

そっか...

 

で、俺、そんなにないくんのこと考えてないし...

 

そっ...そうなの?

 

まぁ、たまぁーにくらい?

 

そうなんだ...!

 

別に、顔が真っ赤になるとか、
その人の名前に反応とか、ないし。

 

ちぇっ...つまんないなぁ。

 

あはっw

 

じゃあ、寂しいんじゃないの?

 

だから、寂しいって言ってるじゃん。

 

お兄ちゃん離れが足りないってことよ!

 

...たっ、確かに!!

 

ぼっ..僕もなんだけどね(汗汗

 

...w

 

ねぇ、やってみない?

 

何すんのー?

 

お兄ちゃん離れ。

 

どうやって?

 

んー...反抗してみるっっとか?
学校で、お兄ちゃんの事話さないとか?

 

やってみよっかな。

 

僕も、頑張るから!
二人でやってみようよ。

 

そしたら、ないくん離れできるかも!

 

よしっ、早速今日からね!

 

うん!

 

あっ、りうらぁぁぁぁ!
やっと見つけたぁ。

 

なっ、ないくん!?

 

ほぉぉとけっ!!!!

 

えっ、いふくん!?

 

りうらが、夕方になっても来ないから、
まろと一緒に探したんだよ?

 

兄が心配するのは、普通だろw?

今こそっ! 実践の時!?

 

わっ、わざわざ来てくれなくても、いいのにーw

 

...?

 

ないくんが来なくても、
りうら一人で帰れるよw

 

...

 

りうらの事、心配するのは嬉しいけどねーw

 

りっ...りうら?

 

ほとけっちとの時間なんだから。
邪魔しなくても、いいじゃぁーんw

 

...ぇ...

 

りうらだって、幼稚園児じゃないんだよ?

 

いい加減、子供扱いしないでよw

 

りうら...?

あっ...言い過ぎた。

ないくんの目には、 少し、涙がたまっていることに気づいた。

そして、酷く打たれたような顔だった。

 

りうらから、そんなこと言われるなんて、思わなかった。

 

もういいっ!一人で帰れよ。

あっ、行っちゃった。

continue...

大好きなお兄ちゃん。

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634

コメント

6

ユーザー

あッ…好きです

ユーザー

やばい…好きすぎます… 続き待ってます😭💕

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