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10年前、
私がまだ7歳だった時、
両親が殺された。
犯人は分かってた。
でも、まだ7歳の私じゃどうすることも出来なかった。
お父さんは必死に私とお母さんがいる部屋の前に立ちはだかり、戦ってくれた。
でも、阻止することが出来ず死の魔法を受け、死んだ。
そして部屋の中にいたまだ7歳の私に、お母さんは覆いかぶさるような体制をとり、死の魔法を受けた。
だが、
その魔法がなにかに反応し、奴に跳ね返った。
それが生きた命、
『 私 』だった。
理由はよくわかんないけど、奴は私の額に 傷をつけ、おぼついた足取りでどこかへ消えた。
そこからの記憶はない。
3年後、
私は10歳の誕生日を迎えた。
事件があったあと、両親がいなかった私は、おばあちゃん家に引き取られたらしく、毎日楽しい日々を送っていた。
おじいちゃんとおばあちゃん誕生日プレゼントを貰い、
開けてみてと言われたので、開けると 長細い木の棒みたいな物が入っていて、木の棒とは思えないほどキラキラと輝いていた。
『魔法の杖よ。』
『魔法の杖、、?』
『ええ、』
そしておじいちゃんが口開いた。
『 お前は魔法使いじゃ。』