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琴
琴
琴
琴
そう言って、俺は駆け出そうとした＿
でも
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どうやら階段で足をくじいてたみたいだ 久々に全速力で走ったからだろうか 上手く立てない
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やめて 話しかけないで 心配しなくても、俺は毎日殴られたり蹴られたりしてる だから大丈夫
ほら、後ろにクラスメイトの皆が見える 皆の所へ行ってよ 俺に優しくしないでよ 皆にまで、傷ついて欲しくない
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ふわふわする 意識が遠のく
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やめて、これ以上は やめて…
そこで俺の記憶は途絶えた
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当たりを見ると、俺は、純白のベッドに寝かされていた
瞬間、全てを悟った 俺は今、1番大嫌いな場所に居るのだと
♥
保健室が嫌いなんじゃなくて、保健室の先生が嫌いだ 俺の事を大層嫌ってる なんでも、俺の母親のママ友らしい 俺が怪我をしても、手当なんかしないで、絆創膏を投げつけてくるだけで終わらせるような奴だ 逃げよう、そう思って出口へ向かうと＿
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やだ やだ やだ
言わないで 現実を突き付けないで
それが俺の当たり前なの それが俺の日常なの
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なんでだろう この人達になら、言っても良い気がしてきた
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『どこがおかしーの』 『普通じゃん』 その言葉が、するすると俺の中に入って来て
俺は＿＿＿＿＿＿ように泣いてしまった
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俺は、全てを話す事にした
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こうして、俺は 転校して来た5人と友達になった＿
琴
琴
琴
琴
コメント
2件
感動･･･(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀) よかったね、❤️くん･･･ ハートとブクマ失礼します･･･ ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
めっちゃ最高でした…！ 続き楽しみにしています！
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