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夜Death!!!

nry

お腹すいたー.......

nkk

一日中捜索してて何も食べてないですからね。

nkk

今から夕飯作るので待っててください。

nry

うん......

nry

さて、僕もやることやんなきゃな。

あれから、まだsmrisyuってやつは起きてない。

とは言っても、最低限だけど天使は殺せるだけの魔力での攻撃だったから、生きていることはできても結構な負傷になる。

ただ、“残念ながら”僕は回復術も使える。

ほんとは放置して治るのを待ってたいところだけど、流石に僕がやってしまったことだからということで治さなければならない。

srnk

..........

nry

治すよ、それ。

srnk

えっ、ほんとですか.....?

nry

うん、僕がやったことだから。

smrisyu

ん........

smrisyu

!srくん!早くここから逃げ____

srnk

大丈夫だよ。僕らが何もしなければあっちも何もしてこないから。

smrisyu

え......?

nry

まあ一応。そういうことになってるから、よろしく。

smrisyu

あぁ、はい......

初めて対面した時は驚いて素で話しちゃったけど、こいつらを甘やかす義理はないから悪魔に接していたときと同じような態度で接した。

nkk

あ、nrきゅーん、

nry

なに?

nkk

多分使うと思うので、上の空いてる部屋掃除してきてくれませんか?

nry

あ、うん。わかった。

数分後

nkk

(あっ.....!)

nkk

(そういえばお風呂掃除まだでした!)

nkk

(でも火から目離したら危ないですし......)

nkk

(nrきゅんに頼もうにもさっきお部屋の掃除頼んじゃったし......)

nkk

(うーん、どうしましょう.......)

srnk

........nkkさん、なんか困ったことありました?

nkk

えっ?

nkk

あー、お風呂掃除まだやってなかったなーと思ったんですけど......

smrisyu

せやったら俺がやりましょうか?

nkk

えっ、できるんですか?

smrisyu

いや、だって風呂掃除ですよね?

smrisyu

できないことあるんですか?

nkk

でも、なろきゅんは降りてきてすぐは構造が全然違うって混乱してましたし......

smrisyu

あっ.......!

smrisyu

(やっべ、そっか!悪魔やったら普通わからんのか.....!)

srnk

お風呂って意外と家によって違うので、syuさんの家のお風呂は下の世界のお風呂と似てるのかもしれません!

nkk

あ、なるほど......

nkk

じゃあsyuくんにお願いしてもいいですか?

smrisyu

全然大丈夫です。

smrisyu

洗剤とかってどれ使えばいいですか?

nkk

お風呂場に入ってすぐの壁にスポンジと洗剤掛けてあるので使ってください。

smrisyu

了解。

smrisyu

(はぁぁsrくんマジでナイス.....!)

smrisyu

(まあ言っちゃいけないことではないんやろうけど......)

smrisyu

(もし前世のこと深掘りされたら、あの時の話もきっとすることになるだろうし......)

smrisyu

(うん、あんま言わんほうがええな)

smrisyu

掃除終わりましたよ。

nkk

あ、ありがとうございます!

nkk

では、ちょうどできたのでご飯にしましょうか。

『『いただきます。』』

nkk

あ、そういえば、

smrisyu

nkk

お二人ともずっと敬語ですけど、普通に話ってもらって全然大丈夫ですからね。

nkk

あっ、えっと、私は敬語癖というか、誰に対しても敬語なのであれですけど......

nkk

私から見た立場的にはなろきゅんもお二人も居候してるのは変わらないわけですし。

nry

...........💢

smrisyu

(いや遺憾の意MAXやんけ!!!)

nkk

も〜nrきゅん、そんなに拗ねないでくださいよ〜......(ぎゅっ

nkk

立場が同じだからって扱いも同じになるわけじゃないですから〜.......ね?

nry

........別に敬語じゃなくても、いいよ......///

smrisyu

(結構チョロかったー!!!)

srnk

(syuさんの頭の中忙しいなぁ.......w)

『『ごちそうさまでした。』』

srnkとnkkさんが食器を洗ってくれて、お風呂に入る時間になった。

ほんとは今日もnkkさんとお風呂に入りたいところだけど、手が届かないのは少し怖いからnkkさんとsrnk、僕と smrisyuに別れて入ることになった。

それで、nkkさんとsrnkが今お風呂に行った。

2人きりなんて退屈以外のなんでもないけど、ここで目を離したらnkkさんとお風呂に入らなかった意味がなくなってしまう。

でも正直、沈黙は苦手ではないから1人で悶々と考え事をしだす。

ただ、案の定なことに向こうはそうじゃないみたいだった。

明らかに動揺していて、なにか話すことを考えているらしい。

とは言っても、僕から話しかけてやるほどお人好しではないから敢えて黙っててやる。

smrisyu

.......あ、あの、

数分たって、やっと何か話すことを思いついて話しかけて来た。

nry

なに。

でもやっぱり優しくする気にはならなくて、冷たい返事をした。

smrisyu

nryさんは......なんでここに来ようと思ったん?

nry

......退屈だったから。

smrisyu

退屈?

nry

だって、あそこには何もなかった。

smrisyu

......!

nry

天使を殺しても楽しくないし、何を食べても味がしないような毎日だった。

nry

だけど、知り合いからここがあるって聞いた。

nry

だから天使の街に入って池に飛び込んだ。

nry

それだけだよ。

ただ思っていたことを淡々と語った。

思い返すだけで吐き気がする。

本当に毎日、押しつぶされそうになりながら、生きることに必死だった。

...... もうやめよう。

本当に、考えたくない。

nry

.......そういえば、風呂掃除してくれたんだってね。

smrisyu

えっ、あ、うん.......

nry

上の風呂の形状とかなり違ったはずだけど、なんで最初から理解できたの?

smrisyu

.......!

nry

電気だって上にはなかったはずだけど。

smrisyu

それ、は.........、

nry

.......言えないの?

smrisyu

.........、

nry

そう、死ね。

smrisyu

っ.........!!

やっぱり隠し事をするようなやつ、ここには置いておけない。

あとでsrnkも殺せばいいだけの話だ。

また殺せるだけの、だけど最低限の魔力を腕に溜め込んだ。

srnk

..........!!!

srnk

なんかsyuさんがやばい!!

nkk

えっ、なんかやばい......?

srnk

とにかく僕行かないと!

nkk

へっ!?ちょ、裸だし濡れて______

srnk

とりゃああああ!!!

nry

っ!?

srnk

syuさんに手出さないでー!!

smrisyu

ちょ、srくん裸ッ!?///

いきなり突っ込んできたから、流石に混乱して放つ寸前だった魔力を散らしてしまった。

nkk

だ、大丈夫ですか......?

nry

nkkさんまで........

nkk

いや、いきなりなんかsyuさんがやばい!とか言って裸で飛び出して行っちゃったので.......

smrisyu

と、とりあえずほら服!上だけでも!

srnk

わっ、

nkk

ていうか、syuくんに何かしようとしてましたね?

nry

......だって、隠し事するから........

nkk

彼らにもプライバシーはあるんですから_____

nry

nkkさんが優しすぎるだけだよ。

nry

こんなやつらにプライバシーなんて____

nkk

もう!あんまりそういうことばっかり言ってると、私も怒るんですからね!

nry

痛い痛いもう怒ってる!!

nry

耳千切れちゃうってばぁ!!

nkk

大体、nrきゅんは気難しすぎるんですよ!

nkk

いや、気難しいというより極端と言うか......まあ、とりあえず服着てくるので、着終わったらお風呂に入ってください。

nry

............

nkk

ちゃーんと後で説教なので、覚悟してくださいね?(にこぉ

nry

うぐっ.......、

さっきの話、nkkさんに止められたからって詮索するのをやめたのかというとそうではない。

本人に聞いたところで押し問答が続くだけだろうから、直接記憶を見ることにした。

本人も覚えていない記憶を見ることはできないし、覚えている範囲を全部見るとなると魔力の消費が激しいから、1番新しい、もしくは1番印象的だった記憶のみを見る。

その間、体は眠っているように見えるけど、きっとさっきのことがあったから何か言ってくることはないと思って、すぐに術を発動した。

『だってここには、何もない。』

『返事、まだもらってない。』

『じゃあ、行こうか。』

『やっぱり、落ちるのって早いね。』

(足が、震える......)

(怖い、怖いよ......)

『助.......けて......ッ』

「僕ね、syuさんのこと好きだったんだ。』

『だから、次!』

『次は、syuさんの答え、聞かせてね。』

『俺も好きや!srくんのこと_____

.........なんだ。

周りの人に気を遣える、ただのいい子じゃないか。

全く自分と重ならない彼を目の前にして、なんとも言えない気持ちに狩られた僕は、そっと彼の頭に手を置いた。

smrisyu

ビクッ)っ.......!?

いきなり頭に触れてきて、さっきのこともあったからつい体が跳ねてしまった。

だけど、ふとnryさんの顔を見ると、さっきとはまるで違って、少し悲しそうだけど優しい目をしていたから、恐怖は感じなかった。

nry

......ごめんね。

nry

smrisyu.....いや、syuくんの印象に残ってる記憶と1番新しい記憶を見たんだ。

smrisyu

印象に残ってる記憶.....って......、

nry

前世の記憶、だったね。

smrisyu

............

てことは、あのときのことも全部、か......

nry

......ほんと、両極端だよね、

nry

syuくんの記憶勝手に見ちゃったんだから、僕のことも教えないと不公平だよね。

nry

大した話じゃないから、そんなに身構えないで聞いてほしいんだけど、

nry

僕は他の悪魔と比べて、魔力量が多かったんだ。

nry

魔力量が多いだけなら耐久力があるぐらいだったんだけど、使える術や技も多かった。

nry

だから、呪い師なんて呼ばれて、みんなに期待されてた。

nry

その期待に毎日押しつぶされそうで、それでも毎日やることはあって。

nry

でも、完璧にやらなきゃって思ってたけど、なんか疲れちゃって。

nry

そのあとはさっき話した通り。

nry

知り合いに教えてもらってここにきた、ってだけなんだよ。

nry

......期待なんてされなかったら楽なのかな、なんて思ってたけど、syuくんの記憶を見て、期待されることを知らないと期待を求めちゃうってことを知った。

nry

ほんとに、両極端で嫌になっちゃうよね......w

smrisyu

......ほんとやなぁ......、

本当に、恐ろしいほどに両極端で、どこの世界も手加減なんてしてくれない。

smrisyu

......確かに俺は、期待されたかった。

smrisyu

いや、期待されたかった、というよりも、愛されたかった。

smrisyu

だから、srくんが好きだって言ってくれて、本当に救われた。

smrisyu

最後の最後で、今からやり直すなんてできない状況だったけど、

smrisyu

俺のために命までも投げ出してくれたsrくんのことが、俺も大好きだって......思っ、た...///

nry

かっこつけるなら最後まで通してよw

smrisyu

そんなに肝座ってないから無理や!///

nkk

......何があったのかはよくわかりませんが、仲良くしてるみたいですね......(小声)

srnk

......nkkさんも、聞きたい?

nkk

聞きたい、って、何をですか?

srnk

多分、nryさんがsyuさんから聞いた話。

nkk

..........話してくれるなら、聞きます。

srnk

わかった。

nry

お風呂上がったよ〜

nkk

ずいぶん長かったですね。

nkk

のぼせてませんか?

smrisyu

のぼせた。

srnk

えぇ!?大丈夫?

smrisyu

ちょっと長話しすぎたわ......

nkk

長話......って、どんなお話をしていたんですか?

nkk

それに、いつのまにか2人の距離が縮まっていることについてはなんの言及もなしですか?

nry

まあ、

smrisyu

いろいろやなw

nry

でも距離が縮まったのは、お互いにお互いのことを話したから、かな。

nry

だから、その......

nry

srnkくんも、強く当たってごめん。

srnk

......!

srnk

ううん、むしろこんなに早く受け入れてくれてありがとう!

nkk

さあ、和解も済んだことですし、そろそろ寝ましょうか。

nkk

部屋が一つしかないので2人で一部屋を使ってもらうことになりますけど、大丈夫ですか?

smrisyu

え?いやいや、むしろ部屋一つ用意してくれるだけでめちゃくちゃありがたいわ!

nkk

それならよかったです!

nkk

では、おやすみなさい。

srnk

おやすみ〜

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

うわぁ神かよ😭😭 ほんとにこのお話すきすぎる😖💕 心友2人それぞれ期待されすぎなのと期待されなかったのとで分かり合えたのエモすぎる🥹 マジで好きすぎます……天才ですね…🙄💘

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