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…ぁ…どうも、らん…です
今、物凄く気まずいです…はい。笑
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…クールな子だな
てか若ッッ!!
この箱の中で最年少じゃない?
高校…いや、中学生?
いきなり一緒の部屋で
暮らすことになった
赤髪の男の子。
まるで心ここに在らずという様子
を見せていた彼だったが
俺とないこさんが話しているのを
見た瞬間にその大きな目を見開いた
そして怯えるように言った
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…と。
”誰と話しているの?”
口から思わず零れた
純粋な疑問
だけど
前髪だけ桃色に染めた
変な先客には
こちらを怪訝そうな目で見てきた
まるで此方が可笑しいとでも言うように
何時だっただろう
同じ様な経験をした
同じ質問をして
傷つけた
ゆう君…だったかな
一時期兄であるこったんが
学業に追われ
兄弟で共に過ごせる時間が
無いに等しいまでいく
時期があった。
また、それに加えて
僕は僕で
家での体の弱いれるの看病と
学校でのしつこい嫌がらせで
構ってあげられる期間が
少なくなった
この時はくにおはが居るから…と
思っていたが
兄が来ないのに母校に態々来るのも
気が引けたのであろう
ストレスが重なりに重なって
段々と殻に閉じこもるようになり
架空の友達と
話し出すようになった
でもその顔は何処か苦しくて
本当の笑顔でないことくらい
鈍感な僕にでも分かった
僕たちは友達が
大切な人が
そんな姿になるまで
真相に気づけなかったんだ
この人もそうなのかな
何か辛い過去があった…?
だから架空の人物と話してるの?
それなら助けt…
…いや、…馬鹿か
お前は無理に決まってるだろ…笑
友達にあれだけ酷い言葉を
かけておきながら
弟ひとり守る事の出来ない
出来損ないで無能なのだから
それに
母親も継父も
クラスメイトも
くにおも
こったんも
ゆう君も
れるも
もう…誰もいない
何も無い白紙。
どれだけ手を伸ばしても
広い大空には手が届かぬように
僕の手はもう君に届かない
もういイじゃん
ぼくがンばっタよ?
たクさんたくサん
からだカらまっかな
えキたいがとびチった
なぐらレて
いッぱいいっパい
あおイてんてんがデきた
れるのことモまもっタよ
ぼクね…がんバったよ?
ね”ぇ”…ネェッ
だレかホめテよ
ボくのコと
…みと”メて”よ
オねがイ
おネ”がい、おね”ガい
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その瞬間僕は
暖かく大きな胸に
抱き寄せられた
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小さく蹲って涙を流す
男の子
出来る限り優しい声を
意識し宥めながら
何時しかの事を思い出す
グループを作って
デビュー準備も
先の事もキメ細やかに会議を重ね
やっと”形”が出来上がってきた時期
なつがリアルで会いたいと
言いだした
もちろん俺は賛成した
これからより多くの時間を過ごす事になる仲間
それを出会って半年も経っているのに
素顔を知らないのは
少し不安だったから
別に疑っていたわけではないよ?
会う前から俺はメンバーのこと
心から信頼していたし。
ただ、どうしても
ネットだけなら
何かあった時に対応出来ないからね
こさめはやっと会えると
遠く離れていても分かるくらい
喜んでくれていたし
みことは場所が分かるかと
不安そうではあったが
サポートはすると伝えると
直ぐに鈴を転がした様に笑った
なつは直ぐに予定を組み始めたし
俺も部屋の整理でも…と
呑気に考えていた
みんな楽しそうだった
__二人を除いて
いるまとすち。
元々冷静な印象が強かった2人だから
その時は特に気にしていなかった
だけど
そんな単純な理由ではなかった
少し考えれば分かるのに
本当に馬鹿だったな
今になって後悔してももう遅いけど
すちは一緒に居られた内に
話だけでも聞いておけば…
いつも冷静なすちがあんな行動
絶対何かあったよね…
俺が軽く他のメンバーに伝えていれば
また違う結末が待っていた?
いるまは教えてくれたよね
ずっと1人で抱えていたことを
この子を初めて見た時
希望を失った目といい
警戒心が溢れ出ている所だったり
君に似てるって感じちゃった。
なんかいるまと重ねちゃうな…
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確かあの時もこうやって
音楽の力でいるまを
落ち着かせたんだっけ
でも…いくら似ているとはいえ
いきなり歌われたらね…(笑)
それもよりによってJOKER×JOK3R
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男の子が顔をしかめた
え…ごめんじゃん
一応大好きなオリ曲の1つなんだけどなぁ
そこまで嫌な顔しなくても…(笑)
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うわぁ!!
…ぇ
やば、みこと出ちゃってた
いきなり至近距離で叫ばないで!?
お兄さんびっくりしちゃったよ…?
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…
待って。終わった。
詰んだわこれ
え…この子リスナー?
自分で言うのも可笑しいけど
俺たち割と有名だもんね!?
リスナーなんて何処にいても可笑しくないよね!?
それも地声のままオリ曲歌ってるし?
まだ男子学生位の年齢なら
誤魔化し聞くけど
俺ピー歳だし!?
めちゃくちゃ身バレには気を使っていたのに
まさかこんな所でバレるとは…
でももうね…
”違ったら…”とか言ってるけど
確信的な目をしてるんよな…
100%バレてるだろコレ。
…もういっか!←
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一瞬輝いた顔が
直ぐに曇る
そっか…大切な人
その人がリスナーなのかな
この事もうリスナーは知ってるのかな
今となっては
それどころか
シクフォニが活動を続けているのか
体調を崩していないかさえ分からない
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赤髪君はこえという名前だそうだ
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…まぁ気になるよね
もういいか
バレちゃったんだし
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”ない”とは言えないよね
言えたらどれだけ楽になるか…笑
こえ君の気持ち
痛いほど分かるよ。
この世界ってなんでこんなに
不公平なんだろうね
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…え?
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…え?
…ぁ…そうだ
これが原因でこえ君と
話すことになったんじゃん…
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え?絵?江?ゑ?
わっつどぅーゆーみー??
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うわぉ
ば・く・だ・ん・投下!!
ゆうれい?
ゆうれい…ってあの?
え…幽霊っているの?
てかあれだよね
…お亡くなりになられているという事で??
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本っ当に待って!?
…これさ絶対
ないこさんのこと
イマジナリーフレンドだと
勘違いしてるパターンだよね?
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こんな挑戦はしたくねぇよ
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寝てる?…いや…
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触られている感覚がない…
本当に…目の前にいる人は
死んでしまっているのだろうか
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…あれ、このパターンって
ないこさん…また
今度はこえ君に
深く体に刷り込まれているあだ名を?
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え…そうなん?
てか声は聴こえるんだ…
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明るく天真爛漫な
ないこさんが
眉を下げ
不安そうな表情をしている
余程の事なのだろう
唾を飲み込む
喉仏が大きく動く波動がした
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嘘…だろ
まさか…本当に…ッ
実在…したんだ
───って…
コメント
16件
幽霊合ってた…あほなのに…合ってたッ!!! () 今脳死だからすっげぇーって見てたw 訳分からんくならないの凄いね…👍🏻 ̖́- 誰だよ最後の人物はぁぁッ…(( ほんと心折れないで投稿ありがと…🫶🏻️ 途中途中の🎼🌸の心の声好きww
🌟赤ちむやっっと出てきましたね!幽霊の声当たり前かって浄化されてたけど、普通に凄いですね!?なんか魔法陣みたい、、 最後の人物まじ気になります‼︎次も楽しみにしときます…
おおっ…、🌟赤ちむきたぁッ!(( よかった声聞こえて…。 てか構成が神すぎる…。 投稿ありがとうっ。