屋敷に戻ると、主は部屋に行き、バスティンもシャワーを浴びたらすぐ来るからと言った。
主
~回想~
ベリアン
~現在~
主
全て捨てるって?
主
主
バスティン
いつの間にいたのか、バスティンが扉の前に立ち、そう告げる。
主
バスティン
ところで、主様は、電気も付けずに、ずっといたのか?
主
うん…。付けたくないの…。
バスティン
主
バスティン
主
思った。
バスティン
主
バスティン
主
バスティン
主
バスティン
主
ありがとう。
バスティン
主
バスティン
主
そして、横になる主の横にバスティンも横になる。
バスティン
主
あんなことが、あったばかりなのに…。)
コンコン
主
バスティン
扉の向こうの人は、声を発した。
ベリアン
主
ベリアンの声に、体を強ばらせる主を見たバスティンは主に、しっ!と静かにするよう人差し指を立て自分の口に当てると、すぐにベリアンにバスティンは返事をした。
バスティン
主
ベリアン
わかりました。元より中に入るつもりはありません。あんな怖い思いを…させてしまいましたから…。ただ、扉の前に手紙を起きますので、私が去った後、受け取り、明日にでも主様にお見せ下さい。
主
バスティン
ベリアンさん。
ベリアン
バスティン
ベリアン
主
バスティン
ベリアンさん。
そういうと、廊下を歩き去る足音が聞こえ、バスティンは
バスティン
待っていてくれ。
主
そして、取りに行くバスティン。それを主は受け取り、電気をつけたがらない主のため、手元にロウソクの火を近づけ、手紙を読みやすいようにするバスティン。
主
今日は大変申し訳ありません。私は貴方を失うのが怖くて、繋ぎ止めたい一心で、あなたのご意思を無視して抱いてしまいました。】
主
主
最後に、私は貴女を愛しています。お元気で。 ベリアンより】
主
まるで……。
バスティン
主
起き上がりベリアンの元へ行こうとする主の右手首を掴むバスティン。
バスティン
また、繰り返すのか?
主
バスティン
〇〇さんもベリアンさんも頭を冷やす時間が必要だ。
主
主
そうして、また、眠る主。
バスティン
そう、微笑み主の頭を撫でる バスティン。
主
バスティン
俺も眠るか。
ベリアン
ロノ
ベリアン
うるさかったですか?
ロノ
ムー
ベリアン
ロノ
ベリアン
ロノ
ベリアン
ロノ
数分経ち
ロノ
ムー
みんなが眠る中。ベリアンは外に出る。
ベリアン
ベリアン
ベリアン
ベリアン
ベリアンは静かに涙を流した。
翌日、近くの丘で、主は待ち合わせをしたい旨をバスティンからベリアンに伝えてもらい、待ち合わせの場所に来ていた。
主
主
とそう思っているとベリアンが来る。
ベリアン
いつも通り、執事らしく振る舞い、主に精一杯微笑むベリアンにいたたまれなくなる。
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
そう、頭を下げ、その場を離れようとするベリアンの手を掴む主。
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
そのお言葉だけで嬉しく思います。
主
ベリアン…
行かないで…。
ベリアン
主
ベリアン
頑なに主を避けようとするベリアンに主は
主
主
もう、あなたから向き合うことから逃げたりしないから!!あなたを拒んだりしないから!!だから、そばにいて!!
激しい感情を叫びに近い大声で伝えた。
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
ベリアン
主
ベリアン
主
そして、2人は道具置き場へそのまま向かう。
道具置き場に来ると、ベッドサイドに2人は座った。
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
そして、2人は笑い合いながら、夕方になるまで話続けた。ベリアンの紅茶を飲みながら…。
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
その時は、2人でデートのやり直ししてくれる?
ベリアン
主
といい、ベリアンの前で右の小指を立てる主。その小指にベリアンも右の小指を絡ませる。
ベリアン
私の愛しい〇〇さん。
そして、自然と2人は唇を寄せ合い キスをした。
ちゅっちゅっちゅっレロ
主
ベリアン
2人は唇を離すと、名残りおしそうにその場を後にした。
外に出るとすっかり夕空となり、夜を出迎える準備をはじめていた。
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン。
ベリアン
そして、2人は恋人繋ぎをして途中まで帰り、途中からは執事と主らしく帰っていった。
翌日、ベリアンは遠征へ向かう前に主と散歩にきていた。
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
主
ベリアン
実際、その依頼の後の依頼もお受けして、主様にお会いする頻度を下げようと当初は考えていたものですから...。
主
ベリアン
と慌てて主を励まそうとするベリアンに主は笑う。
主
ベリアン
主
忘れないでよね?
ベリアン
主
行ってらっしゃい。
ベリアン
そうして、2人は約束を胸にベリアンは遠征に、主は屋敷で待つのであった。
おわり