類
どうして今、走ってるのだろうか
類
どこまで走る?
どこまで行く?
類
涙が止まらない。
泣きたい訳でもないのに、
頬を伝う涙に歯止めが効かない。
お前のせいで
類
謝っても無駄だ。
過去に起こったことは、
取り返しがつかないから。
どこまで走っただろうか
祭りの音は消え、知らない神社で足を止める。
類
未だに涙は止まらない。
気持ちが苦しくって、
立つのも精一杯だった。
類
話せる仲間でもいたら
こんなにも苦しくないのに、
お前みたいなやつができるわけない
馬鹿じゃないの笑、甘すぎ笑
類
この
人殺しが
類
類
おねがい、だれか、
たす、けて、
類
いきができない、よ、
?
類
?
?
安心できる声が耳に入ってくる。
?
えむ
えむ
目がばっちりと合う。
類
えむ
あ、れ、
エム
類
また、かさなって、
類
気のせいだっ、
こんなの
思い詰められたから、
そうやって脳が逃げ道をつくっただけ
ただの
"現実逃避"にしかすぎない
えむ
類
類
少女は黙ったまま、こちらを見ていた
なんと声をかけるべきか、
いいや、放っておくのが正解か?
類
何故か居心地の悪さを感じて
そっと立ち上がると
えむ
類
ありえない言葉を口にした。
体が固まる。
えむ
えむ
えむ
類
えむ
もしかして、無意識にでた言葉なのだろうか。
類
えむ
えむ
えむ
類
えむ
花……、花。
類
えむ
えむ
類
えむ
類
将校
類
えむ
えむ
将校殿がニコッと笑う。
将校
将校
類
類
えむ
類
参謀
将校
将校
参謀
将校殿が現れ唖然とする。
ここは人が滅多にこない、
言わば、花を植える庭みたいな所だ。
将校
将校
参謀
持っていたスコップや軍手を隠す。
まさか、こんな場所がバレるなんて。
ましてや1番バレたくない人に。
……最悪、だ。
将校
参謀
こんな趣味知られたくなかった。
参謀
参謀
呆れられるだろうか、
馬鹿だと言われるだろうか。
参謀
参謀
将校
将校殿はじっと見つめ、その場にしゃがみこむ。
参謀
将校
参謀
花に触れ、優しい目で見つめている。
参謀
しら、ない、
そんな、かお、
参謀
参謀
将校
将校
参謀
将校
参謀
認めて、くれた、?
私の趣味を認めて、?
将校
参謀
将校
将校
将校
参謀
将校
将校
参謀
将校
参謀
参謀
将校
参謀
勇気を出して言ったのにっ、
参謀
将校
参謀
ほんとうに、ほんとうに、
参謀
将校
将校
参謀
背を向け、目を合わせないようにする。
将校
参謀
将校
参謀
将校
参謀
驚きの質問に目を向ける。
私のお気に入りの花??
参謀
将校
将校
参謀
参謀
花なんて興味無いくせに、
将校
将校
参謀
参謀
将校
将校
参謀
将校
参謀
将校
将校
参謀
将校
再度背を向ける。
参謀
参謀
参謀
参謀
背中からふあっと甘い匂いに包まれる。
参謀
将校
将校
後ろから回されている腕が一層強くなる。
背を向けているから表情が見えない。
たが、
将校
震え怯えていることは声や腕から分かる。
そっと震える手を重ねる。
参謀
首の付け根あたりに髪があたる。
わからない、みえない、
参謀
参謀
将校
参謀
どんな顔をして呼んでいるのだろうか、
どんな気持ちで私を、
将校
参謀
首元に違和感を覚える。
将校
参謀
一瞬のことで脳が停止する。
参謀
参謀
将校
参謀
参謀
参謀
思いっきり腕を振り払い、後ろを向く。
将校
将校
参謀
参謀
将校
参謀
どうしてそんな顔を、??
なぜそんな顔ができる、??
だって、そんな表情、私は、
参謀
参謀
将校
参謀
参謀
将校
将校
参謀
参謀
将校
あまりの面白さにクスッと笑う。
参謀
参謀
将校
僕には本当に勿体ない、な
参謀
将校
将校
参謀
お気に入りのものだけ入れておく部屋。
将校
お気に入りのものだけ、
将校
参謀
将校
将校
参謀
将校
参謀
花よりもずっーと
参謀
将校
ずーっと昔から、
参謀
将校
参謀
将校
参謀
参謀
将校
将校
参謀
参謀
参謀
将校
伝わらなくたって良い
伝えることができなくったって良い
将校
将校
この笑顔を守れれば、
参謀
エキザカム、
5月17日の誕生日花。
花言葉は、
あなたを愛します。
あなたの"夢"は正しい。
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