/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
昴
おーい！響！
響
なんだよ兄貴。
昴
兄貴じゃなくて、兄さんって言うんだよ！
響
で、何？
昴
この、佐藤実って、お前のクラスの子だろ？
響
………
昴
どうして黙るんだ？
昴
まぁ、いいや！とにかく早く家に帰ってこいよ！
響
………
昴
(そろそろ響帰って来るかな？)
響
ただいま。
昴
おっかえり！
響
あれ、父さんと母さんは？
昴
残業で遅れるって！
響
ちょうど良かった(ボソッ）
昴
ん？なんか言った？
響
いや。何も。
昴
(なんか、今日のアイツおかしい………）
昴
(アイツは今トイレか………）
母さん
もうすぐで家に着くよ。
昴
なぁ、母さん。今日の響おかしいんだよね………
母さん
何がおかしいの？
昴
なんか、独り言言ってたり………
昴
ちょっと怖い。
母さん
いつからか、分かる？
昴
うん。俺がある、ニュースの話をしたら急に黙って…
昴
そこから変になった。
母さん
そのニュースって、何？
昴
響と同じクラスの子が自殺したってニュース。
母さん
響は悲しんでるだけじゃない？
昴
でも、響がちょうど良かったなんて言うんだよ！？
母さん
聞き間違えでしょ。
昴
そんなはずはない！
昴
とにかくおかしいんだよ！
母さん
はいはい。
昴
なんで信じてくれないんだ！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
