TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

第四話!

一気にフォロワーさん増えた気がする。🤔

いってらっしゃーい

莉犬とは、1年の時に同じクラスになり仲良くなった。

小さいが目立つ赤髪に目鼻立ちのはっきりしたきれいな顔立ち。 一見気難しい印象があるけれど、話してみると明るく話しやすかった。

1年ではクラス委員を自ら買って出て、クラスをまとめてくれた。

相手が、たとえ先生であれ物怖じることなく堂々と自分の主張を相手に伝える強さがあった。

体育大会の種目決めも、文化祭の出し物の話し合いも、 莉犬が仕切ってくれたお陰で円滑に進み短時間で終えることができた。 効率のいい方法を提案するから,誰も文句を言わない。

一年の夏には生徒会に入り、二年になった今は副会長を務めている。 今ではみんなが一目置く存在だ。 先生からも、生徒からも信頼されている。

そんな莉犬と僕は正反対の性格だけれど、誰よりも仲がいい。 学校帰りによく一緒に遊びに行ったり、買い物をしたりする。 今使ってるペンケースやストラップもお揃いで買ったものだ

莉犬はいつだって

莉犬

ころんと一緒にいると優しくなれるから好き

と言ってくれる。 僕も莉犬といるととても楽しいし、明るい気持ちになれる。 大好きな友達だ。

でも時々、

いつも背筋を伸ばして堂々としている莉犬がどうしようもなく羨ましくなる時がある。

自分の弱さを再確認させられて、自分のことが嫌いになってしまう。 そして、たまにだけど、心に黒い靄が生まれてしまうときがある。

以前、僕がお昼の放送で病み曲をかけた時、教室に戻ってくるなりみんなに笑われたことがあった。

モブ子

なにあれ。ビックリしたぁ

もぶ男

あんなの、昼に流すなよw

もぶ男

味分かんねえじゃねえか

高い声に機械音。 僕的には気に入っている曲だった。

たしかに、マニアでもない限りあまり知られていない、 最近デビューした、ボカロPさんで、 誰かがこの曲を聞いて好きになってくれたらなと思った

けれどみんなの反応は、想像以上に良くなく、大好きな曲を否定された気持ちになったのを覚えている。

ころん

でもさ!ちょっとはいい曲じゃない?

モブ子

ないよ~

モブ子

ないない!なに?
ころんあんなのがいいの?

もしも

もしも、お昼も担当が僕じゃなくて莉犬だったら、 確かに。と、少しは共感を示してくれたかもしれない

どうして、こんなに相手の反応が違うのだろう。 これが、僕と莉犬の違いだ。

そう思うと、羨ましさを超えて、妬んでしまうときがある。 こんな気持ちになる自分が、

何よりも嫌になってしまう。

さとみくんも、きっと莉犬と同じようなタイプの男の子だろう。 大好きな親友の莉犬にすら嫉妬してしまうのだから、 よう知らない彼ならなおさらだ。

一緒にいたら惨めな気持ちになってしまう。 自分の気持ちを口にできないのは自分が弱いせいだとはいえ。

考え込んでいると前の方に座る莉犬と目が合った。 笑顔でひらひらと手を振る莉犬に手を振り返した。

その後、頭を振って醜い嫉妬心を振り払った

莉犬

ごめん、ころん。

莉犬

生徒会室に資料だけ持っていくから靴箱で待ってて

ころん

りょうかい!まってる~

授業が終わると、一緒に帰る約束をしていた莉犬が慌ただしく教室を後にしながら声をかけてきた。

副会長は会長よりも雑務が多くて大変らしい。 毎日何かしらの生徒会の仕事をしている気がする。

遠井さん

あ!ころーん?

大声で名前を呼ばれ顔をあげると、バタバタと遠井さんが走り寄ってきた。

ころん

どうしたの?

遠井さん

今度合コンするんだけど行かない?

ころん

合コン?

目の前までやってきた遠井さんは、 机に手をついて身を乗り出しながら頭を下げた。

合コンなんて珍しい。というか、初めてだ。

遠井さん

中学からの友達がリア充になりたいらしくてさー。
どう?ころんもそろそろ、ほら、前の彼氏も忘れてさ、新しい出会いとか

ころん

えーっと.....

遠井さん

お願い!こっちはみんなころんが知ってる子集めるからさ

遠井さん

ね!

行ったことないから、どんなことするのか興味はあるけど、知らない人たちと話をするのはあまり得意じゃない。いったところであまり楽しめないだろう。

けれど、目の前で手を合わせて懇願する姿を見ると断りにくい。

返事に困りながら遠井さんを見ると、本当に困っているのがありありとわかる

ここで僕が断ったら、遠井さんは別の子を必死に探して頼みに行かなくてはならないだろう。

ころん

それじゃあ、行ってみようかな。

ころん

うまく話せないかもしれないけど。

ちょっとだけ気が重いけど、経験として参加してみるのもいいかな。 そう返事をすると、遠井さんは目を輝かせて顔をあげた。

遠井さん

ありがとーーー!
絶対いい人いるから!期待しててね!

ころん

う、うん

遠井さん

またちゃんと決まったら報告するからね

遠井さん

じゃあね!

友達に報告しに行くのだろうか。 やってきた時と同じように騒がしく教室を出ていく遠井さんを見送った。

ころん

合コン、かあ

早速『行く!』と返事してしまったことことに後悔が襲ってきて、一人ごちだ

知らない人たちと遊びに行く姿を想像するだけで不安が広がる。 場を盛り下げることを言わないように気を遣わなきゃ。

クラスの仲のいい子たち以外連絡事項くらいしか話さない僕に、 ちゃんと会話できるだろうか。

知らない人と遊びに行くなんて先輩と出かけて以来一度もないのに。

先輩の姿が脳裏に浮かんで、さっきの遠井さんの言葉が蘇った

遠井さん

『前の彼氏も忘れてさ、新しい出会いとか』

ころん

前の彼氏か。

一つ上のななもり先輩と付き合ったのは1年以上前だ。

先輩とは1年の時に同じ美化委員になり、同じ場所を掃除することになってから仲良くなった。

面倒見がよく、親切で、よく笑う人だった。 廊下ですれ違うたびに挨拶するようになり、 メールや電話をし始めてしばらくしてから告白された。

だけどフラれたのは僕。

ななもり先輩

ころんが何考えてるかわからない。

付き合ってたった3ヶ月のことだ。

フラれたのは悲しかったけど、今はもう過去のことで先輩に未練はない。

ただ、それ以来恋愛に消極的になったのは確かだろう。 誰かを好きになったり付き合ったりして、また同じような思いをするのは嫌だ

傷つくのは怖い。

そう考えると、合コン、に参加するのもいいかもと思えてきた。

好きな人ができたら前の経験を忘れて前向きに頑張ることができるかもしれないし、

新しいことに挑戦するだけでも、変化があるかもしれない。

ころん

うん、いいかも

明るい言葉を吐き出して無理矢理ポジティブに考えながら靴箱に向かった。

次回めっちゃ長いです

さとちゃん出てきます

全然出てなくてごめんね

またねー

さところ 『交換ウソ日記』第一章 赤い告白  (完結)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

915

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚