一昨日投稿した19話、ハートやコメントありがとうございます! 久しぶりで内心怯えてたのでとても嬉しかったです。頑張ります!!!
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2023/06/04投稿
第20話
「交渉」
青
11月○日 土 りうらがパーティーメンバーに加わる事になった。なんでペトト森に1人で居たのか、理由は本当に「見捨てられた」であっていた。「今だ!」と言われ、少々作戦と違ったが飛び出して行った後、気づけばみんな居なかったらしい。ゾッとする話だ。 それなのにケロッとしてるりうらもなかなかに怖かった。ないこは途中で部屋を移したが、それほど聞きたくなくなるなんて、どんな事を感じてどんな過去があったのか、知る由もない。
青
ノートから目を離して1つ息をつく。 りうらは出会ってすぐだが、ないこに関してはもう2ヶ月が余裕で過ぎている。
思えば他のメンバーの事もあまり知らない。1番昔から知っているほとけだって、どんな経験をしてきたかなんてさっぱり....
青
この先書くことが思いつかない。けど、ここでペンを置くのも違う気がする。
「わからないのが悔しい。」
次の1行に1文だけ、書いてみた。
青
パタンッ....(ノート
赤
青
「わからないのが悔しい。」 そう書いたところから6ページ進み、りうらと出会って6日がたった。
待ち合わせ場所で手をぶんぶん振ってくるりうら。めっちゃ目立ってるからやめて欲しい。けど可愛い。
紫
りうらの横に居た初兎がニヤニヤしながら言ってくる。
青
紫
赤
青
紫
赤
青
紫
ガシッ(ほっぺ
赤
赤
青
紫
赤
笑顔が怖ぇ.....
可愛さって...わからんもんやな...
青
紫
赤
赤
赤
確かに、りうらの手は少し震えてる
どこかのパーティーに所属している人をパーティーに入れるには、こちらのパーティーと向こうのパーティー、本人、ギルド。この全てからのOKサインが出なければならないらしい。
パーティーから人を引っこ抜くことはあまり無い。 その中でも俺たちみたいに直談判しにいくとか前代未聞らしい。
普通は手紙でお願いしたり、ギルドを通じて伝えてもらったり、相手に直接会うようなバカは居ない。
青
赤
赤
紫
紫
顎に手を当てて妙に真剣な顔で話し始める。内容とちぐはぐしてる。
紫
紫
紫
青
赤
※いふさん&りうらさん宇宙状態
紫
今ほとけのことディスった?
紫
紫
青
赤
青
赤
水
水
俺とりうらの間からほとけがにゅっと出てきた。怖。
紫
水
赤
水
紫
青
実は直談判へ行くメンバーはこの4人。最初はアニキと俺だったのを初兎とほとけが駄々こねて、俺が保護者役ということに...
実に胃に穴があきそうなメンバーだ
青
紫
青
青
青
紫
水
赤
青
水
紫
ドアから数メートル離れたまま足を止める
青
ここがジュスティス本部....でっか!!
さすが大型パーティーの中で1番の金持ち...!なんやっけ?綺麗な寮もあるんよな?
青
ガチャッ
ジュスティスメンバー
赤
紫
ジュスティスメンバー
紫
言い方ぁ!!!怪しすぎる!!
ジュスティスメンバー
紫
ジュスティスメンバー
紫
ジュスティスメンバー
...これがコミュ力か
青
赤
青
紫
水
ガヤガヤ ワイワイ
青
水
青
赤
青
紫
受付人
周りを気にする様子もなく、そこそこ大きい声で初兎が言う。
紫
ザワッ
赤
一向に終わらないヒソヒソ話....いや、相手側からしたら聞こえてもいいのだろうか。
さすがにこんな堂々と入るべきじゃなかった。りうらが可哀想だ。
青
パサッ(赤にマントが被さる
マントのフックを外そうとすると、りうらが視界から消えた。
青
水
水
ほとけが先に自分のマントを被せた。 真剣な目で落ち着いてるように見えるけど、多分怒ってる。
ヒソヒソ話してる人達に怒鳴りに行くんじゃないかってくらい怒ってる。
青
受付人
受付人
カウンターの向こうから急いでこちらに来る受付の女性。
青
水
水
青
頼むからやらかさんといてや....
受付人
ガチャッ
水
赤
紫
赤
青
ずいぶんといい部屋に通された。 パーティーメンバーの勧誘に来た奴らを通すような部屋では絶対にない。
青
水
水
紫
水
赤
赤
水
青
赤
紫
笑ってるけど、だいぶ緊張してる...と、思う。ソワソワしてる。
...もちろん俺も。
コンコン
青
赤
ガチャッ
?
?
紫
部屋に案内されて数分後、交渉相手らしき2人組が入ってきた。
1人はスーツをカッチリと着た紫がかった髪の男。後ろで長めの髪くくっている。もしかしてもう1人の秘書?...ではないか。
その隣はシャツを着崩したラフな格好をしている緑髪の男。センター分けで、格好とは裏腹に結構老けてる。 センスがかなり独特だ。
名簿管理係長:ペット
リーダー:カリーベ
紫
水
青
赤
...ちょっとまて。「リーダー」って言ったよな?
誰だよこの場にリーダー連れてきたの!!リーダーが話し合う問題じゃなくない!!?しかも大型の!!
名簿管理係長さんはわかるけど!! そんなお偉いさんが出てくるなんて聞いてない...!!
リーダー:カリーベ
青
名簿管理係長:ペット
青
リーダー:カリーベ
ため息をついて、こちらを見る
リーダー:カリーベ
赤
水
りうらを止め、ほとけが真っ直ぐに聞く。まだ少しバチバチしてるのがなにをやらかすのか分からなくて怖い。
リーダー:カリーベ
紫
名簿管理係長:ペット
名簿管理係長:ペット
名簿管理係長:ペット
"拾われた".....? 「存在"だった"」ということは....? りうらの...大切な人って.....
赤
紫
リーダー:カリーベ
水
ほとけ、りうら、初兎。3人が目を見開く。知らなかったらしい。
だけど、他の2人のメンバーは優秀なのだ。俺にいろいろ持たせてくれている。
青
名簿管理係長:ペット
青
リーダー:カリーベ
いずれ6人になるよアピールしてみたけど、スルーされた。
リーダー:カリーベ
名簿管理係長:ペット
リーダー:カリーベ
青
初兎にもほとけにもないこがなんで抜けたのかは話してある。 2人とも何も言わずに聞いていたが、静かに怒ってた。
リーダーの食いつきぶりにちょっと身構える。
リーダー:カリーベ
青
青
名簿管理係長:ペット
紫
紫
紫
紫
やめて。そういう意味じゃない。
水
ほとけのここまで呆れた顔初めて見た。
リーダー:カリーベ
リーダー:カリーベ
青
青
自ら追い出しておいて、ちょっと嫌な質問だ。
紫
紫
本当に本当のことだから、ほとけも俺も頷く。りうらも。
紫
青
喧嘩売った!?やめて!!?
水
ほとけも頷かんといて!!
リーダー:カリーベ
青
名簿管理係長:ペット
青
水
名簿管理係長:ペット
初耳だ。会計係長って事務仕事か...? 強いからクエストで引っ張っていく役とか、指導役だとか、勝手に思い込んでいた。
青
名簿管理係長:ペット
名簿管理係長:ペット
リーダー:カリーベ
リーダー:カリーベ
リーダー:カリーベ
ダンッッッ
青
水
ほぼ同時に立ち上がった俺らの間に座っている初兎が袖口を引っ張った。
紫
水
青
確かに深堀するなと言ったのは俺だ。 1回落ち着こう....
紫
紫
リーダー:カリーベ
紫
紫
名簿管理係長:ペット
紫
紫
赤
紫
リーダー:カリーベ
青
リーダー:カリーベ
赤
赤
リーダー:カリーベ
あくまで「見てない」ってことだろう。 イラッとしてしまう。
リーダー:カリーベ
リーダー:カリーベ
名簿管理係長:ペット
水
リーダー:カリーベ
リーダー:カリーベ
青
普通こんな額出てこない。 普通のパーティーがほいほい出せるお金じゃない。というか持ってるとこなんてほぼ居ないはずだ。
水
リーダー:カリーベ
水
ほとけの中でどんな計算をしているのかわからないが、5下げても8下げても払えないのは同じだ。 そもそも10だって払えるか怪しいのに.....
リーダー:カリーベ
赤
紫
りうらと初兎に関してはもう泣き出しそう。
水
青
俺だって泣きたい。悔しい。
2人なら...ないことアニキなら..... なにをしてる...?
...わかんねぇよ
名簿管理係長:ペット
名簿管理係長:ペット
彼の出した手からパチッと電気が現れる。戦って勝てる相手じゃないことなんて、わかってる。
だけど、どうしてもここを立ち上がりたくない。
青
コンコンッ
リーダー:カリーベ
ガチャッ
?
水
赤
紫
青
桃
ないこだ。
黄
アニキも...
リーダー:カリーベ
桃
笑顔を崩さずツカツカこちらへ来る
桃
青
状況を説明しようとすると、いきなり耳打ちでこう言われる。
桃
青
桃
青
桃
ないこがそう呟くと、アニキがまるで打ち合わせしていたかのように肩にかけていたカバンをないこに渡す。
桃
リーダー:カリーベ
ドサッ
桃
ないこがカバンから出した袋を机に置く。それもなんと、お金用の袋。
赤
紫
黄
紫
名簿管理係長:ペット
名簿管理係長:ペット
リーダー:カリーベ
桃
リーダー:カリーベ
桃
リーダー:カリーベ
ひとつ、深いため息をついて口を開いた。
リーダー:カリーベ
桃
ないこにとって予想外の答えだったらしい。大きく目を見開いている。
リーダー:カリーベ
青
桃
赤
桃
紫
黄
水
紫
みんながぞろぞろと扉へ向かう。 1番端の席だった俺は最後尾だ。
青
言い方はいけてないが、りうらを譲ってもらったのだ。 代表のつもりで言う。
リーダー:カリーベ
名簿管理係長:ペット
黄
青
赤
紫
水
桃
リーダー:カリーベ
桃
桃
紫
赤
黄
水
青
桃
青
桃
青
青
桃
同時にほとけが「8!」とか「5!!」とか値切ってたのも、この報酬が得られるかもしれないと思って賭けたんだと気づいた。
自分で5トビーまでなら出せると思ったのだろう。
青
...ちょっと癪だ
青
桃
まるで悪役かのようにニヤッと笑う
「残りの10トビーはどこから?」
そう聞こうと口を開いた瞬間、人差し指でさえぎって
桃
子供のように笑った
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
不気味な笑み....というか、子供っぽい笑顔というか....
10トビーを躊躇(ちゅうちょ)無く自腹で払ってしまうとこは、子供っぽいといえば子供っぽいのかもしれない。
青
今日の日記の端に「ないこは子供っぽい」と書くことは、ほぼ決定事項になりそうだ。
続け
終わりかけたぁ!! 赤くんのビジュ出すの忘れてました!登場してから3話目なのにね☆((
はい、どんっ!
腕が長いのは気にしないでください。 手に浮かんでるのも気にしないでください。なんか魔法です()
シンプルですね!ヒモが透けてるのは特に意味はなく、普通すぎてもなぁってことからこうなりました! あ、マジックボックスがついてるのはズボンのポケットね!
ネックレスのガラス瓶っぽいやつの中に入ってるのはなにかの毒だとか。 おそろしや.....!
ちなみに豆知識 10トビーって言ったら紫&黄の住んでる宿で半年は暮らせる(お金が払える)くらいのお金です。 簡単に言えば半年過ごせるお金を躊躇無くメンバーのために使ったのね。 桃さん...意外とどんぶり感情?((
コメント
14件
青くんの日記見たい(2週目)
私日記みたいなやつ大好きだからメンバーがそれを見た瞬間どんな反応するのか!?桃くんナイス!👍裏のヒーローね!かっこいいよね!うん!好き!
🐇さぁぁあああん😭😭😭😭エンジェルスマイルあたいにもください😭💞 てか🍣君めっちゃイケメンっすね() 惚れてまうわ(((もう惚れてます 私🍣さん養えますよー!!!((( やっぱり、soraさん次の話のこととか、沢山考えてあったり、そことそそ繋がんのー!?ってなって、真面目に感動できる😭こんな作品に出会えたの初めてです😭😭😭大好きです。愛してます。(((