テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

水が嫌いな可愛い子

第1話 - 水が嫌いな可愛い子

641

2019年08月18日

#1話完結

#魚

#海

くろ

ハナ

おばーちゃーん！海行ってくるねー！

おばあちゃん

気をつけていくのよー

ハナ

わかってるもーん

私は実家暮らしだ。おばあちゃんと二人暮しだけど毎日楽しい！

しかも海が近い！元々小さい頃スクールに通ってたから泳ぐのは大の得意！

ハナ

今日もお魚さんに会いに行かなきゃ

ハナ

よーし！泳ぐぞー！洋服は……めんどくさいし上がって帰ったらでいいかw

水に足をつけた時だった

？？

あなたは誰？

ハナ

え？

目が青くて綺麗なストレートの金髪に整った顔

岩によっかかったまま聞いてきた少女

ハナ

私？私はハナ
あなたは？

？？

ハナ？いい名前ね
私の名前、、、後ででいいかな？

ハナ

もちろん！話せる時に話してね⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝

？？

あなたは泳ぎが得意なの？

ハナ

うん！元々スクールに行ってたから(*´ ꒳ `*)

？？

私は……水に触っちゃいけないの

ハナ

？？

お水に触ったら私は……
なんでもないよ。

言うことがふわふわしてて不思議な子……

ハナ

そ、そっか、ところであなたも暇なら遊べないかな？

？？

水以外ならいいけど……

ハナ

じゃあ街に行ってみようよ！裏道を見つけたのよ！

？？

街……行ってみたいね！
あ、そうだ私の名前は

その少女の名は

凛(ﾘﾝ

と言った

ハナ

素敵な名前！！

凛

そうかな……ｴﾍﾍ

ハナ

凛ちゃんって呼んでもいいかな？

凛

うん！いいよ

ハナ

やった！ありがとう(*´ ꒳ `*)

凛

ところで街は？（*'∇'*)ﾜｸﾜｸ

ハナ

あー！そうそう！
こっちの道から入ってくんだけどね
今が少しあるから気をつけてね💦

凛

じゃあ早速行きましょ！

街に降りた

凛

こう考えると私達がいたところは高いところに家があったのね

ハナ

そうだねーw
私も最初はびっくりしたかな

住民

あら！ハナちゃんじゃないか！
久しぶりじゃないか？！w

凛

ふぇっ?!(:( ;´꒳`;):ﾋﾞｸﾋﾞｸ

住民

ん？お友達かな？
でもハナちゃん以外に住民は。

ハナ

お友達！一緒に降りてきたの

住民

ゆっくりしてくんだぞー！

ハナ

はーい！

凛

ハ、ハナちゃん

ハナ

ん？人見知り？大丈夫！ここの人達優しいよ(*´ ꒳ `*)

凛

う、うぅ:( ;˙꒳˙;):

ハナ

そうだ！川沿いに行かない？見るだけだから！お水が嫌なら今の下にいればいいし

凛

……見るだけだからね:( ;´꒳`;):ﾋﾞｸﾋﾞｸ

ハナ

そういえば凛ちゃんって何で裸足なの？

凛

……

秘密

ハナ

もー！ずるい(◦`꒳´◦)

凛

とりあえず行きましょうw

ハナ

うっ(> <;)
そ、そうだねw

ハナ

凛ちゃん！見てみて綺麗なお魚！

凛

ごめん。やっぱお水が怖くて見に行けないかな……

ハナ

そっか……
怖いものは怖いもんね……

凛

う、うん

ハナ

私なんて雷大嫌い！！
ゴロゴロって言うし急に光るし暗くなるし……

凛

(* ´ ˘ ` *)ふふ

ハナ

なんで笑うのー！？

ハナ

ひどいよー(´・ω・｀)

凛

いいえ、ハナちゃんといる時間が楽しいなって思って

凛

ちゃんと人の気持ち考えてるし、優しいし、みんなから好かれる理由がわかるなぁ

ハナ

そ、そぉ？(´,,•ω•,,｀)ﾃﾚﾃﾚ

凛

うん、そうだよ

ハナ

でもなんでそんなに知ってるの？
よく思えば裸足だし、水に触っちゃ行けないのに海にいたり、短時間でわかる事じゃないことも分かってる。

凛

……

凛ちゃんは笑った悲しそうな、安心したような、泣きそうなそんな笑顔だった

ハナ

……ど、どうする？お金もってきてお買い物でもする？

凛

そうね

その時、雨が降ってきた

凛

きゃっ

ハナ

わっ、夕立かな？ここら辺はあんまり無いはずだけど街だからかな？

凛

……

ハナ

(岩の下に隠れてる？)
そ、そっか凛ちゃんお水嫌だったね……

凛

ごめんなさい。
雨が止むまで動けないわ……

ハナ

大丈夫！私だけでも登ってお金取ってくるよ！

凛

大丈夫？

ハナ

おばあちゃんみたいに心配するなぁw

凛

(* ´ ˘ ` *)ふふw

凛

でもまぁ甘えちゃおうかな
お願いしてもいい？

ハナ

もちろん！じゃあ行ってくるね！

12分後

ハナ

凛ちゃーん！とってきたよぉ？

凛

ごめんね、少し待って
あなたの前に姿を現せそうにない、

ハナ

(やっぱり言うことがふわふわしてる)
わかった！まだ雨止まないね……下の方だからかな？

凛

そうね……少し気分が悪いから離れてて、見にこないでね。落ち着いたらそっちへ行くわ

ハナ

う、うん！

とは言ったけど私も年だしそういうの言われると気になっちゃうよ💦

でも凛ちゃんが嫌がってるし、我慢我慢！

って言ったけど無理ぃぃぃぃぃぃぃぃ見たいよぉぉぉぉぉぉ

何見ちゃダメって！私もお年頃だし！！:( ;˙꒳˙;):

ハナ

……凛ちゃん？

凛

ごめん、ごめん。少しだけ待って

ハナ

う、うう

忍び足で岩の影の方に近づく

ハナ

凛ちゃん！焦らさないでよ。

ハナ

凛ちゃん……？

凛

なんで見たのよ！

そこには人の姿だが鱗があり、魚のような目をしていた

凛

嫌われる。完全に嫌われるわ。
やっと、命の恩人に会えたのに！
なんでなのよ！

ハナ

凛ちゃん？大丈夫。
落ち着いて、ね？

私は手を伸ばした

凛

触らないで！！

ハナ

ﾋﾞｸｯ

ハナ

ご、ごめ

凛

私に触らないで……

ポロポロと凛ちゃんの涙が流れ落ちる

凛

ごめんね、ハナちゃん。

ハナ

え？

凛

私は今から魚に戻るの、いや
死んでしまうのかもしれないわ

ハナ

なんで、、、

じゃ、じゃあその前に、話してよ
全部

凛

ええ、そうよね。急に消えられるなんて不安よね。

凛

昔私は海に住んでた1種の魚の赤ちゃんだった

凛

けど波に流されて岩の上に乗っかってしまった。
その時あなたが助けてくれたの声をかけて手に水をすくってその中に入れて逃がしてくれたわ

ハナ

小さい頃、、引っ越してきたばっかの時かな？

凛

そこについてはわからないけど。
あの時助けてもらわなきゃ死んでいた
あなたは命の恩人だった。

凛

いつも会いたい、会いたい、お礼を言いたい。
そう思って生きていた、そしたら人の姿になっていたの。
夢みたいよね……

凛

その日、水に触ってしまって、その時体に鱗が生えて息が出来なくなってきたのよ。
その時は少しだったからよかったけれど、今はもう

びしょびしょの体を見ながら言った岩の隙間からたれてきた水のせいだろう

ハナ

凛ちゃん……

凛

けれどスクスク育ったら人の顔は変わるものだし、どれが命の恩人、ハナちゃんか分からなかった

凛

私があなたの名前を知っていたのは水の中からあなたのおばあちゃんかしら、その人が「はなーはなー」と呼んでいたから。

凛

私の事、思い出してくれたかしら

ハナ

あ！あの真っ青なのに少し金色が混ざった綺麗な子！？

凛

そうよ、思い出してくれた。
よかった……

凛

タイムリミットね

ハナ

凛ちゃん……？

凛

私には触れないで。呪いにかかってしまう

ハナ

そんな、でも体が。

凛

泡になっていってるわね。
私はこの後魚になる。でも、死んでる可能性が高いわ
人間の世界に入り込んだ跳ね返りがすごく思いはずだから

凛

さようなら。
忘れないでね。

凛ちゃんはそう言って魚になっていった見てみたけれど、手遅れだった。

ハナ

やっと出逢えたんでしょ?!
ねぇ、楽しかったんでしょ？
こんな寂しくて悲しい別れが訪れるなんて。

ハナ

……いつまでもメソメソしてちゃダメだな。

ハナ

今入れるものを持ってくるよ

私はお菓子の空の袋に凛ちゃんを入れて穴を掘って埋めてあげた

ハナ

忘れない。
忘れないから安心してね。

11年後

ハナ

凛ちゃん天国で楽しくしてるかな？

おばあちゃん

はなー少しいいかな？

ハナ

はーい！

おばあちゃん

実はね。
孤児院に行って一目惚れして保護した子がいるのよ！妹よ！

ハナ

(おばあちゃん、私が一人っ子で寂しいのわかってくれてるんだ……

おばあちゃん

ほら！可愛いでしょ？
6歳だからお年頃だけど面倒見てくれるかな？

綺麗な青い目ストレートでサラサラの金髪に綺麗な顔立ちでかわいい

ハナ

ん……？

ハナ

この子はどこかで。

この作品はいかがでしたか？

641

8件

良すぎる!この話!!!!!!!!

チーム出来たから私のストーリー見てね！

はーとけっこういってるやん

くろ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

水が嫌いな可愛い子

第1話 - 水が嫌いな可愛い子

作者の他の作品すべて見る

#1話完結の新着小説
一覧

関連するタグ

水が嫌いな可愛い子

第1話 - 水が嫌いな可愛い子

作者の他の作品すべて見る

#1話完結の新着小説一覧

関連するタグ

#1話完結の新着小説
一覧